眼精疲労の症状と原因

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/01

眼精疲労の症状と原因

眼精疲労の原因と症状について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。長引く目の疲れを感じている方は、眼精疲労の可能性があります。改善するために、原因を特定しましょう。

眼精疲労

「目が疲れる」「目が痛い」という悩みを抱えている方が、とても増えています。睡眠や休養をとることで症状が少し落ち着くことがあっても、一向に改善しない場合は眼精疲労を疑ってみましょう。

眼精疲労は単なる目の疲れである眼疲労と違い、放っておくと肩こりや吐き気、めまいなどの症状が現れることがあります。また、別の病気が隠れている可能性も考えられます。

眼精疲労の主な原因

(1)目の病気

●近視・乱視・老眼

近視、乱視、老眼が進行すると、ピントを合わせるために眼球の内部で水晶体の厚さを調節する筋肉の緊張が続きます。また視力の低下によって目を凝らす、顔を前に出すなどの姿勢が増え、目の疲れや肩こりが生じやすくなります。特に40代半ば過ぎから急速に進む老眼が、眼精疲労の大きな原因となっている場合が多いのも特徴的です。

さらに、めがねやコンタクトレンズの度数が合っていないために眼精疲労が起きることもあります。定期的に検査を受けて、目に合ったものを使用するようにしましょう。レーシッで視力回復をすることも有効とされています。

●ドライアイ

パソコンなどで目を酷使する方がなりやすい、眼球の表面が乾燥する病気です。目を保護する役割のある涙液の減少や、涙の質が低下することにより、目の表面に傷ができてしまいます。そのため、目の疲れや乾燥以外にも痛みや不快感、まぶしさを感じることがあります。

他にも緑内障や白内障、斜視、斜位、眼瞼下垂など、さまざまな目の病気が眼精疲労の原因になります。

(2)身体の病気

風邪やインフルエンザで体力が低下している時も、眼精疲労の症状があらわれる時があります。また虫歯や歯周病、耳や鼻の病気、更年期障害や自律神経失調症、低血糖、糖尿病、脳の障害などの病気も眼精疲労を引き起こします。

(3)生活環境

パソコンやスマートフォンの普及により、仕事でも私生活でも長時間にわたって目を酷使する機会が増えています。また近年では、シックハウス症候群(住居の建材に含まれる化学物質などが原因)が眼精疲労に与える影響も指摘されています。

(4)精神的ストレス(自律神経の乱れ)

ストレスが高まると不安感やイライラなどの精神的な影響だけでなく、高血圧や血行不良をはじめとした身体的病気を引き起こします。眼精疲労もその症状のひとつです。

複数の原因が重なって眼精疲労に

このように眼精疲労には4つの大きな原因がありますが、このうちの1つだけが原因の場合は、眼疲労は起きても眼精疲労まで起こすことは少ないでしょう。いくつかの原因が重なることで目の負担が増え、眼精疲労になるのです。

ですから眼精疲労を治すには原因のひとつひとつを探り当てて、それぞれについて治療や生活習慣を改善するなどの対応をしていく必要があります。