目が疲れた!眼精疲労は目を温めるべき?冷やすべき?

更新日:2017/06/20 公開日:2014/09/01

眼精疲労の治し方

眼精疲労時には、目を温める?それとも冷やす?ドクター監修の記事で、温罨法(おんあんぽう)と冷罨法(れいあんぽう)の2種類の治療についてご紹介します。冷やすか温めるかの判断を誤ると症状を悪化させてしまうこともあります。

ヘルスケア大学参画ドクター

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眼精疲労は目を温めるべき?冷やすべき?

眼精疲労の治療には、漢方医学の「温罨法(おんあんぽう)」と「冷罨法(れいあんぽう)」という方法もあります。眼精疲労を和らげるために目を温めたり、冷やしたりすることです。目の症状によって、温めるほうが良い場合と冷やしたほうが良い場合があります。

目を温める「温罨法(おんあんぽう)」

温罨法とは、目とその周辺を温めることで血管を広げ、血液の循環を良くさせる方法です。これによって新陳代謝が促進されるほか、筋肉が柔らかくリラックスした状態になることで、眼精疲労からくる頭痛や肩コリを和らげる効果が期待できます。

目を温めることは、眼精疲労のひとつであるドライアイにも効果的です。ドライアイは「マイボーム腺」という油を分泌する腺の詰まりにより、目の乾燥を防ぐために涙の上を覆っている油膜が不足することで症状が現れます。

まぶたを温めることで詰まっていたマイボーム腺の油が溶かし出され、油膜の不足解消に繋がるのです。また、目の周囲を温めることで涙腺の血流を改善し、涙自体の分泌も促します。

しかしながら、目が炎症を起こしていたり、充血していたりする場合、また急性の痛みを感じる場合には、温罨法では症状を悪化する可能性がありますので注意が必要です。

目を冷やす「冷罨法(れいあんぽう)」

目や目の周りを冷やして血管と筋肉をいったん収縮させることで、元に戻ろうとする力を引き出す方法です。冷罨法は、一晩休息を取ると良くなるような疲れ目に効果が現れやすいのが特長と言えます。また、目が炎症を起こしていたり、充血していたりする場合や、急な痛みを感じるときにもオススメです。

ただし、上記のような症状の場合でも、必ずしも冷やせば良いとも限りません。炎症でも冷やさないほうが良い場合もありますし、虚血性視神経症という病気の場合は冷やしてしまうと、視力障害をさらに悪化させることもあります。

温罨法と冷罨法の使い分けの注意点

先述のとおり、目の状態によって冷やすべきか、温めるべきか判断が必要となります。温罨法と冷罨法の使い分けを誤ると症状が和らぐどころか悪化することもありますので、ドクターに相談して治療法の指示を受けると良いでしょう。