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脂肪吸引手術後の一般的な経過

更新日:2018.07.25
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

脂肪吸引を受けた後は、どのような経過をたどって理想の体型まで近づいていくのでしょうか?脂肪吸引手術後の一般的な経過と術後に現れやすい症状のケアについて、ドクター監修の記事で説明します。

脂肪吸引

脂肪吸引の施術を受ければ、すぐに憧れの体形になれると思われがちですが、施術の効果が現れるまでには長い経過を見なければなりません。施術後の経過について、詳しく解説します。

術後に現れやすい症状とそのケア方法

術後に現れやすい症状としては、主に以下のものが挙げられます。

●ほてり(手術直後から2、3日の炎症期)

対処法:炎症を抑える薬の使用。

●痛み(術後3日間がピーク)

対処法:鎮痛薬と圧迫固定。

●内出血(術後2週間)

対処法:手術直後の包帯による圧迫固定。術後1週間経ったら、マッサージなどで血行促進。

●腫れ、むくみ(術後1週間)

対処法:圧迫固定。術後1週間経ったらマッサージなどで血行促進。

●しびれ(術後2日程度)

対処法:長引くようならビタミン剤を服用。

●かゆみ(術後から3ケ月程度)

対処法:炎症を抑える薬や、かゆみ止めの使用。

●色素沈着(術後から3ケ月程度)

対処法:テーピングを変える(肌に合っていないことが考えられるため)。美白剤を使う。

●拘縮(こうしゅく)(術後1週間から3ケ月程度)

対処法:マッサージやストレッチで血行促進。

●傷跡(術後1ケ月から半年)

対処法:美白剤とUVケア。

●たるみ(術後1ケ月~3ケ月)

対処法:軽度なら自然治癒か、保湿などでの対処。重度の場合は手術での修正。

術後ケアの基本スケジュール

  • 手術直後…包帯による圧迫固定
  • 数日後…圧迫装具の変更(専用の下着、サポーター、ストッキングなど)
  • 1週間後…抜糸

これ以降は1ケ月検診、3ケ月検診を行い、症状や必要に応じて通院します。

ドクターに聞く!脂肪吸引後の皮膚のたるみについて

湘南美容外科仙台院の院長に、脂肪吸引後に起こる皮膚のたるみについてお話しを伺いました。

Q:脂肪吸引で急激に痩せると、皮膚は余らないですか? 

A:脂肪吸引は、施術後すぐに痩身効果が得られるものではありません。まずは、一度腫れてしまいます。

術後1週間くらいは、吸引部分は術前よりも腫れのために太く見えてしまうことがほとんどです。その後は徐々に腫れが引き、術後1ヵ月くらいで、ある程度の痩身効果が現われ3~6ヵ月頃にかけてさらに引き締まっていきます。

このように脂肪吸引後の変化は急激ではなく、皆様が想像されているよりもゆっくり行われます。

例えば出産の場合を考えてみましょう。赤ちゃんが生まれると、腹部の体積は一瞬で減ります。これにより皮膚は大量に余ることになりますが、それでも時間をかけてそれなりに縮んでいくため、最終的には皮膚の余りは意外と少なくなります。

これに対して脂肪吸引の場合は効果が数ヵ月かけて現われるため、皮膚が余る可能性はそれほど高くないのです。

皮膚の余りを生じさせないため、あるいは術前よりも皮膚を引き締めるために脂肪吸引の際に併用する医療機器も幾つかあります。各クリニックによって使用する機器が異なる場合もございますので、詳細に関してはカウンセリング時にお尋ねになるとよろしいかと思います。

結論

脂肪吸引は、手術直後の急性期を経て少しずつ炎症や腫れが治まっていく経過をたどります。上記のような不快な症状が出るのも治療過程と言えますが、大幅に長引いたり強い症状が現れる場合は、クリニックに相談してより適切なケアを施しましょう。

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