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脂肪吸引と豊胸手術は同時にやった方が良い?

更新日:2018.07.25
公開日:2014.09.01
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

脂肪吸引をして取り出した脂肪は豊胸に使えます。ということは、脂肪吸引と豊胸手術のどちらも行いたい場合は、同時にやったほうが良いということでしょうか?その疑問に、美容外科のドクターがお答えします。

脂肪吸引と豊胸手術は同時にやったほうが良い?

近年の豊胸手術では、自身の脂肪を注入する施術方法がポピュラーになっています。では、脂肪吸引と豊胸手術は同時に行った方が効果的なのでしょうか?

脂肪吸引と豊胸手術は同時に行うことも可能

気になる部分から吸引した脂肪は、豊胸に使うことが可能です。そのため、脂肪吸引を考えている人が胸の大きさも気になっているという場合は、脂肪吸引と豊胸手術を同時に受けることが可能です。

ただし、脂肪吸引と豊胸という「手術」を同時に行うので、手術時間は麻酔などの準備時間を考慮しなくても2時間~数時間かかります。手術の時間が長いほど身体への負担は大きく回復までの時間もかかるため、簡単にできるものでないということは理解しておきましょう。

豊胸(脂肪注入法)の種類

バストアップの手術にはさまざまな種類があります。自分の脂肪を使う「脂肪注入法」だけでも、日本では4種類以上の施術方法を取り入れています。

脂肪注入法のメリットは、自分の脂肪を使うので安全性が高いことと、自然なバストアップが望めることです。逆にデメリットとしては、自分の脂肪を取らなければならないこと(=脂肪吸引)と、はっきりとした効果(バストアップ)が出にくいことが挙げられます。

注入した脂肪の全てが乳房内に定着するわけではないため、脂肪注入では大幅なサイズアップは見込めません。このことから、ベーシックな脂肪注入法(採取した脂肪のみを注入する方法)の場合、数年後にはサイズが元通りになってしまうことも多いです。

脂肪の定着率を高めようと、近年では脂肪吸引で得た脂肪から不純物を取り除いたものを注入したり、さまざまな細胞に分化する「幹細胞」を脂肪と同時に注入する方法が取り入れられています。後者は、幹細胞が血管となり脂肪に栄養をもたらすようになることで、生着率が従来よりも大幅に高くなるとされています。

脂肪注入法による豊胸の問題点とは?

脂肪注入法による豊胸の問題点(後遺症)として多いのが、しこりです。乳房の一部が膨れていたり、指で胸を押したときに不自然なかたまりに触れたり、そのときに痛んだりするような症状が現れることがあります。

気にならなければそのまま放っておいても問題ない場合が多いのですが、石灰化してしまった場合は乳がん検診で引っかかることもあるため(がんにはなりません)、できれば切除したほうが良いでしょう。

豊胸の後遺症だけでなく、脂肪吸引の後遺症もリスクのうちです。それらを考慮し、ドクターと相談したうえで行うようにしてください。

ドクターに聞く!脂肪吸引と別の日に豊胸を行うことは可能?

脂肪吸引と豊胸手術を別の日に行うことについて、湘南美容外科広島院の今本奈緒院長にお話を伺いしました。

Q:脂肪吸引した自分の脂肪は、取っておいてあとで豊胸に使えるのですか?

A:豊胸に用いる脂肪を取っておくことは可能です。しっかり胸を大きくしたい場合は脂肪豊胸を数回行うこともあるのですが、その都度脂肪吸引をするのは身体に負担をかけますし、費用面でも大変です。

ボディのメリハリをどの程度つけたいかによって手術回数が変わる

今本先生もおっしゃっているように、脂肪吸引も脂肪注入による豊胸も、どれだけ脂肪を吸引する必要があるか、どれだけ自分の脂肪で胸を大きくしたいかによって、それぞれの手術回数が変わります。

自分の希望するボディと安全性の両面を考慮し、信頼できるドクターとよく相談して行うようにしてください。

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