膿栓(臭い玉)の病院での除去治療

更新日:2017/09/20 公開日:2014/09/01

喉にまつわるさまざまな症状

口臭の原因のひとつとして「膿栓」というものがあります。意外と知らない方が多いですが、膿栓は誰にでもできる可能性があるものなのです。ここでは、ドクター監修のもと、膿栓の仕組みとその原因、治療方法をご紹介していきます。

ヘルスケア大学参画ドクター

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膿栓(臭い玉)の病院での除去治療

口臭が気になりだすと、日常生活にも支障が出てきてしまいます。口臭の原因はさまざまですが、そのなかでも意外と知られていないのが「膿栓」です。これは病気ではありませんが、誰もができる可能性があるものです。

膿栓(臭い玉)とは

膿栓は別名「臭い玉」とも呼ばれています。いかにも嫌な臭いを放ちそうな名前ですが、その名の通り、特有なくさい臭いを伴います。いったいどうしてこのようなものができてしまうのでしょうか。

(1)膿栓の原因

のどの奥には扁桃(口蓋扁桃/こうがいへんとう)というリンパ組織の塊があり、のどの粘膜に埋まっています。扁桃腺とも言われ、風邪をひいたときによく腫れる場所と言えばわかりやすいでしょうか。

扁桃には陰窩(いんか)という小さな穴がたくさんあり、体内にウイルスなどの異物を侵入させないように働いています。こういった働きから、陰窩の奥にはウイルスや細菌の死骸、または食べ物の残りカスが溜まっていきます。この集合体が「膿栓」なのです。

(2)膿栓の特徴

膿栓は細菌の残骸でもあるため、これを栄養源として口腔常在菌が増殖し、口臭の発生原因となる場合があります。見た目は大きく3~5mmほどのものもあり、白に近い色です。咳をした際などにのどから飛び出し、つぶすと強い悪臭を放ちます。

扁桃や陰窩は誰もがもっている組織ですから、個人差はあっても膿栓は誰にでもできる可能性があるものなのです。また膿栓は、直接身体に害を及ぼすことはありませんが、のどの奥の違和感や、口臭がずっと続くようであれば一度耳鼻咽喉科などを受診してみることをオススメします。

膿栓(臭い玉)の除去方法と注意点

膿栓は咽喉部にできるものなので、基本的には耳鼻咽喉科が専門となります。

主な治療方法は、吸引と陰窩の洗浄による除去です。

しかし、これはあくまでも一時的な処置になります。膿栓ができてしまうのは自然なことなので、できたらその都度除去をするなどして、対処していきましょう。

吸引や陰窩の洗浄を行う際の頻度としては、最初は週に2~3回、改善してきたら週に1回、その後は症状を感じたときのみ除去を行う、といった程度が目安となります。

注意

膿栓を自分で除去してしまう方もいますが、自己判断で取ることは、扁桃やそのほか粘膜を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。また、治療時の嘔吐を避けるため、診療前は食事をしない方が良いでしょう。

日頃の歯磨きやうがいなども膿栓の蓄積を少なからず回避してくれます。デイリーケアの一貫として、歯磨き、うがいを意識して行ってみてください。

この病気・症状の初診に向いている科 耳鼻咽喉科