歯科医に聞く!口臭対策に適した歯磨き粉の選び方

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/01

クリニックでの口臭治療の内容

歯磨き粉を選ぶときの基準は何でしょうか。値段、使い心地、香り、テレビのCMなどさまざまだと思いますが、本当に良い歯磨き粉を選べていますか?ドクター監修のもと、口臭対策に適した歯磨き粉の選び方をご紹介します。

ヘルスケア大学参画ドクター

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歯科医に聞く!口臭対策に適した歯磨き粉の選び方

口臭のエチケットとして毎食後、歯磨きを欠かさない方も多いでしょう。しかし、歯磨き粉の成分や使用量について正しく理解していないと、歯磨きによってかえって口臭を発生させてしまう可能性があります。

以下では口臭対策に適した歯磨き粉の成分や注意すべき成分、使用する歯磨き粉の適量についてご紹介します。

口臭対策に良い歯磨き粉成分

フッ素

フッ素は虫歯を予防する働きが科学的に認められている成分であり、多くの歯磨き粉に含まれています。

口の中では食事の食べカスが酸化するため、歯の表面が少しずつ溶け出します。溶けた表面には、唾液のカルシウムが表面に付着します。この際にフッ素が歯に取り込まれると、歯の表面に酸に溶かされにくい物質(フルオロアパタイト)ができ、虫歯になりにくくなります。

注意すべき歯磨き粉成分

研磨剤

多くの歯磨き粉には研磨剤(リン酸水素カルシウム)が含まれていて、コーヒーや紅茶などの色素を落とすのに役立ちます。しかし、研磨剤を使い過ぎると、研磨剤が歯の表面を削り取るために削られた部分は細い神経が露出し、知覚過敏に繋がってしまうのです。

合成界面活性剤

合成界面活性剤は歯磨き粉の泡立ちを良くする働きがあります。ですが、その泡立ちの良さは唾液を減らすことにも繋がります。唾液がなくなると口の中が乾燥して細菌が増え、舌表面に残った食べカスも酸化するため、かえって口臭や虫歯が起こりやすくなってしまいます。

泡立ちや香りなどの使用感で歯磨き粉を選ぶと、口臭予防に逆効果となってしまうことがあることを知っておきましょう。

歯磨き粉の適量とは

歯磨き粉はたくさん使用することで香りが立ち、泡立ちも良くなるため、効果的だと思いがちですが、大量に使用する必要はありません。口の中を清潔に保つには、小豆一粒大程度使用すれば十分です。

口の中を清潔に保つのは唾液であり、歯磨き粉ではありません。また、歯磨き粉をたくさん使用すると、よく磨けていなくてもミントの香りや口の中の泡立ちによってキレイに磨けたような爽快感を味わえ、舌への刺激が強いことから早く口をすすいで歯磨きを終わらせてしまいがちです。

その結果、口に食べカスが残り、口臭や虫歯の原因となります。

普段、何気なく選んでいる歯磨き粉も成分や使用量に注意することで、今まで以上に効果的に口臭予防ができます。

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