胃からくる口臭の原因と対策

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/01

口臭を併発する病気・症状

口臭は口の中の病気だけではなく、胃の症状が影響するケースもあります。病気の種類によって臭いも変わってきます。ここではドクターの監修のもと、口臭の原因となる胃の病気についてご紹介していきます。

ヘルスケア大学参画ドクター

この記事の監修ドクター


ヘルスケア大学参画ドクター

胃からくる口臭の原因と対策

口の中の病気とは別に、胃腸の不調によって口臭が発生するケースがあります。胃の病気と口臭には、どのような関係があるのでしょうか。

口臭が発生する胃の病気

(1)胃炎、胃潰瘍

消化不良で胃の中に溜まった食べ物が発酵し、臭いの物質が発生。口臭は卵の腐ったような臭いが特徴です。

(2)十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍も消化不良を起こしやすく、胃の中で発生した臭い物質が血液中に吸収され、全身を巡って肺に達したときに、息に混ざって腐卵臭が出るケースがあります。

(3)逆流性食道炎

胃酸の逆流により、喉の奥や口の中まで上がってくるすっぱい液体は刺激臭でもあり、息と一緒にその臭いが出てしまうことがあります。

(4)胃がん

血液中に取り込まれた臭い成分が、肺の空気交換によって口臭を発生させることがあります。人によって臭いに違いがあり、腐卵臭やきつい花の臭いがするという人もいます。

予防策と治療法

口臭の元となる胃の病気を軽減させるためには、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。

(1)胃炎、胃潰瘍

胃炎や胃潰瘍の原因は、胃の中に棲みつく “ピロリ菌”の感染が最も多く挙げられます。みぞおち部分の痛みや吐き気、胸焼けを感じたときは、市販薬で様子をみるよりもドクターに相談しましょう。

また、ストレスやタバコ、飲酒、暴飲暴食なども胃潰瘍の原因です。日常生活の中で、胃に負担をかけないように心掛けましょう。

(2)十二指腸潰瘍

みぞおち辺りの痛みや“ピロリ菌”の感染が原因に挙げられることから、症状が胃潰瘍と非常に似ていますが、空腹時や夜間に痛みをともなうのが十二指腸潰瘍です。

特にストレスがかかると消化器官の血流が悪くなり、十二指腸の粘膜を傷つけてしまいます。日頃からストレス発散を意識しましょう。また、香辛料の多い食べ物やカフェインの摂りすぎにも注意しましょう。

(3)逆流性食道炎

胃液が逆流して食道へ流れ込み、胃液の酸が刺激となって炎症を引き起こしてしまう病気。胸焼けやゲップがたくさん出るほかに、喉の違和感や胸の痛みなどさまざまな症状が挙げられます。

逆流性食道炎の原因には、脂肪分や甘い食べ物の摂取過多、飲酒、ストレスなどが挙げられます。食生活の改善や、日頃からストレスを溜めない生活を送るように心掛けましょう。

(4)胃がん

胃がんは早期の段階で症状が現れることが少なく、進行するまで気づかないケースがほとんどです。また、かなり進行が進んでも無症状の場合もあります。

症状としては胃痛や食欲不振、胸やけなどが挙げられますが、これは胃がんだけにみられる症状ではないため、きちんと検査して調べなければ断定はできません。

早期段階の胃がんは検診で発見できますので、定期的に健診を受けることをオススメします。

また、体重が減ったり、食事が喉を通らない場合は、進行胃がんの可能性があります。このような症状がある場合はすぐにドクターに相談しましょう。

胃がんの原因としては食生活などの生活習慣や喫煙などが挙げられています。塩分の摂りすぎ、野菜不足などに配慮しましょう。

このように胃の病気は、原因の多くが不規則な生活やストレスなどです。治療としても、薬の服用と食生活の改善が主になりますので、日頃から予防に努め、もし胃に上記のような違和感を感じたらすぐにドクターに相談しましょう。

あなたの悩み、歯科医に質問してみませんか?

今すぐ読みたい

関連Q&A