魚臭症による口臭・体臭の特徴と治療法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/01

口臭を併発する病気・症状

体臭や口臭が魚の腐ったような臭いの場合は、魚臭症という病気が原因になっているかもしれません。では、魚臭症はどうして起こるのでしょうか?その対策方法とは?ドクター監修のもと、魚臭症のメカニズムと治療法について解説します。

中城基雄先生

この記事の監修ドクター

中城歯科医院 院長
中城基雄先生

魚臭症による口臭・体臭の特徴と治療法

体臭や口臭のなかには、病気が原因になっているものもあります。もしも体臭や口臭が魚の腐ったような臭いである場合は、魚臭症の可能性も疑ってみましょう。では、そもそも魚臭症とはなんでしょうか?

魚臭症とは?

魚臭症は、「トリメチルアミン尿症」とも言われます。これは、体内にトリメチルアミンという臭い物質が発生してしまい、それが汗や息に混ざって排出されるために起こります。

トリメチルアミンとは、タンパク質の変化によってできる物質です。魚の鮮度が落ちると生臭かったり腐ったような臭いがするのは、この物質によるものなのです。

普通であればトリメチルアミンは肝臓で分解されるため、健康であれば体内に溜まることはまずありません。しかし、トリメチルアミンを分解する酵素が遺伝による代謝障害でうまく分泌できなかったり、肝機能の低下などによって酵素の働きが鈍くなってしまうと体内に溜まってしまうため、臭いが発生すると言われています。

魚臭症の治療

魚臭症はまだ症例が少なくとても珍しい病気のため、根本的な治療法は確立されていません。しかし、日常の食事に気を付けることで臭いの元であるトリメチルアミンの発生を防ぐことは可能です。

ポイントは、トリメチルアミンになる前段階の物質と言えるコリン、レシチン、トリメチルアミンオキシドなどを多く含む食べ物の摂取を抑えることです。

以下が、その具体的な食品例です。

コリンを多く含む食品

卵や肉類(ベーコンなどの加工肉やレバーなどの内臓系)、豆類(ナッツや大豆、インゲンなど)、 アブラナ科の野菜(芽キャベツ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど)など。

レシチンを多く含む食品

卵黄や大豆、ごま油、コーン油、小魚やウナギなど。また、レシチンを含んだサプリメントなども避けた方が良いでしょう。

トリメチルアミンオキシドを多く含む食品

魚貝類(イカやタコなどの頭足類、エビやカニなどの甲殻類など)。しかし、カツオやサケ、マグロ、川魚などの淡水魚は、トリメチルアミンオキシドの量が少ないと言われています。

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