医師に聞く!蚊に刺されやすくなる原因や刺されやすい人の体質・特徴

更新日:2016/07/12

虫による皮膚疾患

蚊に刺されやすい体質や刺される原因については色々な説があります。「血液型がO型の人は蚊に刺されやすい」など、色々な話がありますが、本当なのでしょうか。真相を究明するため、ドクターに話を伺いました。

暖かくなると多くの人を悩ませる虫刺され。その中でも、特に蚊はいたるところにいるため、誰もが直面する問題です。

蚊による虫刺されについては、「O型の人は蚊に刺されやすい」「太っていると蚊に刺されやすい」などの話がありますが、本当なのでしょうか。

ここでは、蚊に刺されやすい状態について、ノエル銀座クリニックのドクター、保志名先生にお話をお伺いしました。

保志名先生は2001年からノエル銀座クリニックの院長を務められ、30年以上の経験を持つ患者様からの信頼も厚いドクターです。

蚊に刺されやすくなる原因

蚊に刺されやすくなる原因や刺されやすい人の体質や特徴には、以下のようなものがあると言われています。

  • 血液型がO型
  • 体臭が強い
  • 妊娠中の女性
  • 赤ちゃん
  • 色黒
  • 飲酒
  • 運動直後で汗をかいている

蚊に刺されやすさに関する情報は本当?

Q:上述のような要因で、本当に蚊に刺されやすくなるのでしょうか。

保志名先生:蚊はいつでもヒトを刺すわけでわけではなく、普段は花の蜜や樹液を吸っています。メスの蚊のみが産卵時に必要な高カロリーの栄養を得るためにヒトや動物から血液を搾取します。

産卵時の蚊はひとや動物の排出する二酸化炭素、体温と湿度、汗に含まれるアセトンや乳酸などの揮発性物質などに反応して吸血行動のターゲットを決めています。つまり肺活量が多く大きな呼吸をする運動直後のスポーツマン、太り気味で体温が高く汗をよくかく、体臭がある、妊婦さんや赤ちゃんまた飲酒後など基礎代謝が高い、といったヒトが蚊のターゲットになりやすいと言えます。また化粧品や香水などに含まれる化学薬品の中にも蚊を引き寄せる成分が含まれていることがあります。

蚊の色覚は白黒の2色しか感知しておらず、主に濃い色を好みます。光を反射する白系よりも吸収する黒色の服を着ている方が蚊に刺されやすいと言えます。蚊の血液型による吸血行動の対象ですが、一部の研究者による実験の結果として、O型の方が分泌する成分が他の血液型のヒトと比べて蚊を引き付けやすい、とのことです。

しかし具体的に蚊を引き寄せる成分が何か解明されてはおらず、他の研究者の実験では血液型による蚊の吸血行動には明らかな因果関係は認められなかった、というデータもあり血液型に対しては現在のところハッキリした結論はでていません。

蚊に刺されないようにする対策

Q:蚊に刺されないようにするために対策はありますでしょうか?

保志名先生:蚊は生まれた場所からの行動範囲がせまく、半径15mくらいです。自宅でよく刺されるということは近くに蚊が発生する水場があるということです。竹の切株やベランダの排水管の中の小さな水たまりからでも蚊は産卵し、繁殖します。雨のあとの晴れた日に蚊は産卵しやすくなるため、庭やベランダなどに蚊取り線香を炊いておくと、蚊が水場に近づけず産卵できなくなり、自然と個体数は減っていきます。

また、蚊は普段は植物の樹液や蜜を食料としているので、庭などの雑草や伸びきった枝を剪定して風通しを良くするのも効果的です。

蚊は特に足から発する臭いに敏感なため、夏でもサンダルではなく靴下を着用した方がよいです。市販の虫除けスプレーは非常に効果的です。足を中心に露出部に約2時間おきに使用しましょう。

結論

蚊は常に吸血をしている訳ではなく、産卵前のメスに多いようです。まだわからない点も多いですが、O型や黒色など蚊に刺されやすい人には特徴があるようです。対策として虫よけスプレーを定期的に使用することは効果的で、さらに蚊が生息していると思われる水場や草木が生い茂る場所には場所に近づかないようにしましょう。


●ノエル銀座クリニック
・所在地:東京都 中央区銀座5-4-6 ROYAL CRYSTAL GINZA 3F
・TEL:03-3289-3361
・診療時間: 10:00~19:00
・休診日: 月曜日
・URL: http://www.noel-clinic.com/

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

今すぐ読みたい PR

公式アプリ

fem.
fem.

毎日1つ。ドクター監修の簡単ヘルスケア・ビューティー習慣!