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産後に蕁麻疹(じんましん)ができやすくなる理由と対処方法

更新日:2018.01.23
公開日:2014.10.01
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

妊娠・出産を経て、突然、蕁麻疹(じんましん)に悩まされるようになる女性は少なくありません。ここでは産後に蕁麻疹が起りやすくなる理由、セルフケアの注意点や、薬での治療について、ドクター監修のもと解説します。

産後、急に蕁麻疹(じんましん)に悩まされるようになった、という話は珍しくありません。産後に蕁麻疹が起こりやすくなるのはなぜなのでしょうか。

産後に蕁麻疹(じんましん)が起こる原因とは

皮膚の中の真皮と呼ばれる部分には、マスト細胞(肥満細胞とも呼ばれる)という白血球が存在します。このマスト細胞がなんらかの刺激を受けると、血管を拡張させたり、神経に作用してかゆみを引き起こしたりするヒスタミンという物質が放出され、皮膚表面にミミズ腫れや、ブツブツ、赤みといった蕁麻疹が発生します。

蕁麻疹を引き起こす誘因には、食品や薬剤といったアレルギー性のものと疲労やストレス、体調不良といった非アレルギー性のものがあります。

非アレルギー性のものによって蕁麻疹が引き起こされる詳しいメカニズムは解明されていませんが、蕁麻疹を発症する人の多くはこの非アレルギー性のものです。

産後の女性も、出産という大仕事を果たした疲れや、その後の育児からくる睡眠不足や疲労、ストレスなどが蓄積しており、蕁麻疹の症状が出やすい状態にあるのです。

産後の蕁麻疹のケアや治療薬、対処法

蕁麻疹が出た場合には、まずは安静にし、患部を冷たいタオルなどで冷やします(寒冷蕁麻疹の場合を除く)。入浴や運動などで血行が良くなると悪化しやすくなります。また、刺激や振動を与えないようにも注意しましょう。

原因が分からないことが多い蕁麻疹ですが、原因が分かる場合には、それを除去したり、回避したりすることが一番です。病院で血液検査やスクラッチテスト受けて調べることができます。

原因が特定できず、除去できない場合には、抗ヒスタミン薬などを使った薬物療法を行います。抗ヒスタミン薬は、授乳中は使用しないことが望ましいとされていますが、症状を長引かせて悪化させるよりは、一時的に授乳をストップしてでも早く治した方が良い場合もありますので、専門医とよく相談して方針を決めましょう。

内服薬を服用しない場合には、かゆみを抑えるための外用薬を使用することもありますが、いずれにしても、医療機関を受診するのが良いでしょう。

蕁麻疹を起こしやすくする疲労やストレス、睡眠不足に注意して予防を心がけることも大切です。

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