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プロテオグリカン配合美容液の効果と正しい選び方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.10.01
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この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

プロテオグリカンの美容効果をスキンケアに取り入れるなら、美容液がオススメです。プロテオグリカンの美肌へ導く働きと効果的な使い方、プロテオグリカン配合の美容液を選ぶときのチェックポイントまで、ドクター監修の記事でお伝えします。

プロテオグリカン配合美容液の効果と正しい選び方

多くの美容効果が期待できるとして注目されている成分、プロテオグリカン。最近では配合化粧品のラインナップも充実し、数多くの商品が出回ってきています。ここでは、プロテオグリカンの効果が特に生かされている美容液についてご紹介していきます。

プロテオグリカン配合美容液の効果

プロテオグリカンの効果をより生かした使い方ができるのが美容液です。プロテオグリカン配合の美容液には次のような効果が期待できます。

(1)EGF様作用

EGFはEpidermal Growth Factorの略で、上皮成長因子のことです。EGFは肌の受容体と結び付き、新しい皮膚の生成を促します。

EGFの分泌量は加齢により減少するため次第に肌が老化していきますが、プロテオグリカンにはEGFと似た働きをする作用があります。

プロテオグリカンの塗布により、細胞の受容体は新しい肌細胞を産生していきます。そのため乾燥、シワ、たるみ、血行の改善、肌バリア機能の改善、整肌作用といったエイジングケア効果が期待できるのです。

(2)ヒアルロン酸、コラーゲンの産生促進

プロテオグリカンには、肌の保湿やハリを保つのに欠かせないヒアルロン酸とコラーゲンの生成を促進してくれる働きがあります。ヒアルロン酸とコラーゲンも年齢とともに減少する性質があるので、プロテオグリカンでそれを補うのはとても効果的です。

(3)保水量と皮脂量のバランスが良くなる

プロテオグリカンはヒアルロン酸よりも保水効果が3割も高く、またEGF様作用により肌のターンオーバーが促進されるので皮脂量も適度に保たれます。保水量と皮脂量のバランスが良くなり、肌のハリやツヤのアップが期待できます。

(4)抗炎症作用によるシミや色素沈着の予防・改善

プロテオグリカンには体内の炎症物質を抑制し、抗炎症物質の働きを促進する作用もあります。そのため、肌の炎症の結果として生じるシミや色素沈着の予防、改善に効果的です。

プロテオグリカンを美容液で効果的に使うには

洗顔後なにも付けていない状態の肌にプロテオグリカンの配合された美容液を塗布すると肌への浸透が高まります。

また、乾燥が特に気になる部分には美容液を少し多めに塗布した後に保湿効果のあるクリームを塗り、その上からラップを貼ってパックすると良いでしょう。保湿クリームなど油分を含んだスキンケア用品の後に美容液を塗っても、肌内部への浸透が悪いので気をつけてください。

プロテオグリカン配合美容液の正しい選び方

プロテオグリカンの含まれた美容液を選ぶにあたってチェックすべきポイントを紹介します。

(1)プロテオグリカンの配合量

プロテオグリカンが含まれる量が多いほどヒアルロン酸の産生量が増えることが、研究結果からもわかっています。全体量に対し、プロテオグリカンがなるべく多く配合されているものを選ぶと良いでしょう。

(2)原料の抽出方法

プロテオグリカンは、以前はクロロホルムやメタノールなど毒性のある薬品を使用して抽出されていました。

しかし今は研究が進み、アルカリ溶液、酢酸溶液、クエン酸など人体に害のない物質による抽出法が発見されたため、食品や化粧品への使用が可能となっています。このように安全な方法で抽出されていることが明記されているものを選びましょう。

(3)プロテオグリカン以外の配合成分

製品によっては着色料や香料、防腐剤などが含まれていることがあります。肌の弱い方は特に、これらの添加物が含まれていないかチェックしましょう。

(4)製造工程

プロテオグリカンは糖タンパク質なので、熱を加えると変性して効果がなくなってしまいます。非加熱製造であることが重要です。

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