水素水による活性酸素除去について

更新日:2017/07/14 公開日:2014/10/01

水素水の効果・効能

老化やあらゆる病気の根源と言われる活性酸素。近年は、水素による活性酸素除去効果に注目が集まっています。水素を手軽に体内に取り入れられるといわれている、水素水の活性酸素除去効果について、ドクター監修の記事で解説します。

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高い抗酸化力を持つとされている水素を含んでいるとして、健康や美容に気をつかう人たちの間で注目を浴びている水素水ですが、本当に活性酸素の除去効果があるのでしょうか。また、水素はどのように活性酸素を除去するのでしょうか。何となく「水素は活性酸素を除去する」とは知っていても、その実際の効果やメカニズムについてご存じのない方も多くいます。

活性酸素の種類

一言に活性酸素といっても、その種類は一つではありません。水素の活性酸素除去効果について説明する前に、まずは代表的な活性酸素についてご紹介します。

スーパーオキシド

これは最も一般的な活性酸素です。大量に発生しますが、もともと私たちの体内にはこれを分解するいくつかの酵素があるので、スーパーオキシドの存在自体は心配する必要はないと言えるでしょう。

ヒドロキシラジカル

強い酸化力を持ち、私たちの体内の脂質、タンパク質、糖質、核酸などを酸化させていきます。それによって、細胞器官や細胞膜、DNAに障害がもたらされ、やがて老化や疾患に繋がるというメカニズムが働くため、悪性度の高い活性酸素です。

過酸化水素

過酸化水素は私たちの生活に必要な物質であり、これ自体は安定な物質ですが、上記のヒドロキシラジカルに変化してしまうこともあります。善玉にも悪玉にもなりうる活性酸素といったところかもしれません。

一重項酸素

一重項酸素は、紫外線があたる際に発生する活性酸素です。ヒドロキシラジカルはコラーゲンやエラスチンなど皮膚の若さを保つタンパク質を破壊するため、お肌の天敵でもあります。

私たちの体内では、もともと細胞内のミトコンドリアがエネルギー生産の過程で少量の活性酸素を発生させています。このような活性酸素は有害というよりむしろ人体の生存に必要で有益なものです。しかし、日常生活のストレス、不眠、紫外線、タバコや大気汚染など様々な要因によって、いわゆる「悪玉活性酸素」が生じると考えられています。

そして、その悪玉活性酸素こそが私たちの身体に様々な老化現象や病気を引き起こす元凶だと言われています。その悪玉活性酸素が、炭水化物や糖類、アルコールによる糖化、感染や外傷、アレルギーによる炎症などとあいまって細胞へダメージを与え、病気や老化現象を招いてしまうのです。

水素水に活性酸素除去効果はあるのか

水素は、悪玉の活性酸素のみを除去する働きがあるとされています。これは、水素が悪玉の活性酸素と強く反応しやすい性質を持っているためです[1]。

しかし、水素は、老化や慢性疾患などからくる自覚症状を取り除く作用をするのではなく、あくまで根源となる悪玉活性酸素に作用すると捉えるべきでしょう。さらに、現在はまだ人体に対しての臨床結果は報告されていないため、その効果を体感できるとは言い切れません。具体的な効果や作用については、現在も研究が続けられている段階です。

水素を体内にとり込む際、水素水を活用する方も多いかと思いますが、水素をとり込める物質は水以外にも存在する上、水自体は本来多量の水素を含有できる物質ではありません。しかし、水素水は水素と飲料水からできているため、身体への悪影響がないというメリットがあります。また、水素は飲料として以外にも、注射や点滴、水素ガスの吸入といったあらゆる用途で身体にとり入れることが可能です。

これからさらなる研究が進められていく見込みがあるため、今後の試験結果に期待しましょう。

おことわり

  1. 1.一部、「水素」が持つ効能・効果についても言及しております。文章中に明記しておりますが、混同しないようご注意ください。
  2. 2. 当コンテンツ内で言及している「水素水」は、2015年まで分子状水素医学シンポジウム(現・日本分子状水素医学生物学会)が定めていた最低基準(水素含有量0.08ppm以上)にあてはまるものです。なお、水素水の濃度の基準については、2017年3月現在、公的な定義等はありません。市場流通後における水素の含有量は販売元により異なると考えられますので、十分ご注意ください。

参考文献

  1. [1]Ohsawa I, et al. Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen
  2. radicals. Nat Med 2007; 13(6): 688-694

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