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せっけんシャンプーで抜け毛が減る?特徴と正しい使い方

更新日:2017.12.22
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 谷口由紀

天然由来成分で作られた石けんは、古くから使われてきた馴染み深い洗浄剤です。多くの自然派志向の方に愛用されている石けんシャンプーの種類や特徴、使い方などを、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

石けんシャンプーの特徴と使用上の注意点

石けんシャンプーは天然由来成分で作られているので肌に優しく、愛用者も多いシャンプーです。石けんシャンプーの種類や特徴について解説します。

せっけんシャンプーの種類

石けんは、植物や動物の油脂をアルカリで反応させた界面活性剤の一つです。その石けん成分で作られたシャンプーが、石けんシャンプーです。

主成分には、「石けん素地」もしくは「カリ石けん素地」、「石けん分」もしくは「純石けん分」「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」と書かれてあります。この主成分の他に、保湿剤や香料、金属封鎖剤、酸化防止剤、保存料などの添加物が配合されているものもあります。

石けんシャンプーには、固形と液体の2種類があります。液体タイプは、植物や動物からとれるアルコールの一種である「グリセリン」などの保湿成分がそのまま含まれているので、保湿効果が期待できます。

せっけんシャンプーの特徴

石けんは、古くから使われてきた歴史があり、洗浄成分の界面活性剤の多くは天然素材で作られています。弱アルカリ性で、洗浄力が高いのも特徴です。頭皮が脂っぽい方に適しています。

しかし、乾燥肌やアトピー肌といった皮脂が比較的少なめの方が使用すると皮脂を落とし過ぎてしまうことがあるので、そういった方は避けた方が良いでしょう。

せっけんシャンプーの正しい使い方

初めて石けんシャンプーを使う場合、泡立ちが悪かったり、しっかり洗えていない感じがすることも。ここでは、石けんシャンプーの使い方のポイントと注意点をご紹介します。

洗髪前のブラッシング

まず、洗髪前の髪が乾いている状態でよくブラッシングします。フケやほこりを落とし、髪のほつれもなくなるようなめらかにしておきます。ブラッシングすることでシャンプーの泡立ちも良くなります。

予洗いから洗髪

次に、ぬるめのお湯で流しながら、指の腹で優しく頭皮を揉み込むようにして、よくすすぎます。

固形の場合は、石けんをそのまま頭皮に軽くすり込むようにして泡立てます。液体の場合は、手のひらにとり、お湯で少し薄めてよく泡立ててから髪全体に馴染ませます。どちらの場合も、洗うのは髪の毛でなく頭皮です。

髪が傷んでいたり、整髪料を付けているとうまく泡立たないことも。1回目はさっと洗い流して、2回目にしっかり泡立てて2度洗いをするなど、シャンプーの量と回数を調整してください。

石けんカスが残らないようすすぎは丁寧に

すすぎは丁寧に、一般のシャンプーよりも時間をかけて流します。ブラシを使って髪をとかしながらすすぐと、石けんカスも残りにくく時間も短縮できます。

きしみやゴワつきは専用リンスで中和

髪のきしみ、ゴワつきが気になるときは、専用のリンスを髪全体に付け、よくすすぎ流します。石けんシャンプーでアルカリ性になった髪が中和されて、しなやかな触り心地になります。

抜け毛が減ったという人も?

石けんシャンプーに替えたら抜け毛が減ったという方もいますが、抜け毛が増えたという方もいます。洗浄力が高いので脂性タイプの方には適していますが、乾燥・敏感タイプの方だと皮脂を落とし過ぎて、抜け毛が増えたりトラブルが起きたりすることも。

髪質・肌質によって向き不向きがありますので、自分の頭皮に適したシャンプー選びが大切になります。

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