勃起不全(ED)とは

更新日:2017/07/20 公開日:2014/09/11

勃起不全の原因・症状

「勃起不全」というと、「まったく勃起しないこと」と考えている人も多いようですが、そうとは限りません。そこで今回は、勃起不全の医学的な定義や原因、種類ををドクター監修のもとご紹介していきます。

全く勃起しないのが勃起不全?

「勃起不全(ぼっきふぜん)」というと、「まったく勃起しないこと」と考えている方も多いようですが、そうとは限りません。もちろん、まったく勃起しないのも勃起不全の症状の1つですが、「勃起するまでに時間がかかる」「勃起をしても十分に硬くならない」「挿入できても途中でなえてしまう」「日によっては勃起しないこともある」など、さまざまなケースがあります。

医学的な勃起不全の定義は、「性交(セックス)時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起を維持できないために、満足な性交が行えない状態」とされています。ですから、男性側の事情で性行為が不首尾に終わってしまうことがしばしばあり、満足度が少ない場合は、勃起不全の可能性があります。

正常な勃起は、性的な刺激による興奮が脳からペニスに伝わり、陰茎海綿体というスポンジ状の組織の動脈が拡がって、血液が流れ込んで充満することで起こります。しかし勃起不全になると、十分な血液が陰茎海綿体の動脈に流れ込まなかったり、勃起につながる神経のどこかに問題があって、硬くなるのに時間がかかったり、勃起が十分続かなかったりするのです。

勃起不全の種類

勃起不全の患者は、現在日本に約1130万人いるといわれています。年齢を重ねるほど、勃起不全の割合が高くなるので、「年をとれば仕方がないのだろう」と感じる方もいるかもしれませんが、その原因は、加齢による男性機能の衰えだけではありません。勃起不全の原因は、大きく分けると4つの種類に分けることができます。

<心因性勃起不全>緊張やプレッシャー、失敗の不安、疲労、ストレスなど、心理的な原因で誘発されるものです。

<器質性勃起不全>高血圧、糖尿病、腎不全、男性ホルモンの低下、泌尿器系の疾患、外傷、手術、老化など、体のどこかに問題があって起きるものです。

<混在性勃起不全> 心因性と器質性が複雑に絡み合い、原因の特定が困難な勃起不全です。

<その他>抗うつ薬や向精神薬、高血圧治療の降圧剤など、医薬品の副作用によって勃起不全の症状が現れる場合もあります。

このように、勃起不全には病気が関係している場合もあります。男性の心身の異変を示すシグナルになりますから、軽視せずにきちんと治療を受けるようにしましょう。

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