中性脂肪の正常値とは

更新日:2017/03/29 公開日:2014/10/01

中性脂肪の原因・症状

高くても低すぎても健康を害す可能性のある中性脂肪値。それでは、中性脂肪の正常値とはどれぐらいなのでしょうか?適正な中性脂肪値について、ドクター監修の記事で解説します。

中性脂肪

中性脂肪はどれぐらいなら正常で、どれぐらいの値になったら問題なのでしょうか?正常値の範囲をご紹介します。

血液検査でわかる中性脂肪の正常値

中性脂肪の値は、血液中のコレステロールと中性脂肪値を測る脂質検査で調べることができます。おおよその目安は、以下の通りです。

・29以下:低中性脂肪血症

・30 ~149:正常

・150~299:境界域—軽度高中性脂肪血症

・300~749:中等度高中性脂肪血症

・750以上:高度高中性脂肪血症

数値で変わる対処法

対処法は、検査による中性脂肪の数値で変わってきます。

29以下:低中性脂肪血症

原因となる病気の有無を調べます。

150~299:軽度高中性脂肪血症

異常との境界域のため、食事療法や運動療法をスタートします。

300~749:中等度高中性脂肪血症

食事療法、運動療法を実施しつつ、他の危険因子があれば投薬治療を行います。500mgdl以上の人は禁酒します。

750以上:高度高中性脂肪血症

膵炎の危険性があるため、薬物治療が必要です。1000mg/dl以上である場合は危険性が高く、速やかな降下療法が必要になります。

数値改善のポイントは健康的な生活習慣

中性脂肪の数値は、高くても低過ぎてもいけません。そして、いずれの場合でも、改善すべきなのは生活習慣です。

中性脂肪の数値に異常があるということは、病気にかかるリスクがそれだけ高いということです。特に、動脈硬化や脳卒中、心筋症など、命にかかわる病気になる可能性が高まります。中性脂肪の数値に異常が出た場合は、身体からの病気のサインと受け止め、治療と共に生活習慣の見直しを行いましょう。例えば、食事はゆっくり噛んで腹八分目を心がける、夜は食べる量を控える、アルコールは飲み過ぎない、適度な運動を行うなど、できることから少しずつ始めることが大切です。

中性脂肪を適正にする生活習慣に関して、詳しくは 『中性脂肪を下げる習慣』をご覧ください。