中性脂肪を下げるには睡眠が重要だった

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

中性脂肪の治療方法

中性脂肪はライフスタイルに大きな影響を受けるものですが、食生活だけでなく、睡眠も中性脂肪の値に大きく関わります。ここではドクターの監修のもと、中性脂肪と睡眠の関係性について詳しく解説します。

中性脂肪

食生活や運動不足が中性脂肪の量に関係してくることは知られていますが、実は睡眠も中性脂肪と大きく関わっているのです。

中性脂肪と睡眠の関係性

近年、良質な睡眠が健康を維持するためには必要不可欠であるという話題をよく耳にしますが、実は、中性脂肪の値も睡眠時間や睡眠の質に作用されるということがわかってきました。

中性脂肪を増やす睡眠とは

近年、ある調査で、睡眠時間が6時間未満、8時間以上の人は糖尿病を診断する際の基準となるヘモグロビンA1cが高い、という結果が報告されました。ヘモグロビンA1cが6.5以上の場合は糖尿病の可能性が高くなります。

このことから、睡眠不足や過剰睡眠は糖尿病のリスクを高めると考えられます。逆に睡眠時間が6~8時間の女性は最も中性脂肪が低いことも報告されています。

成長ホルモンの働きと睡眠の関係

睡眠時間が中性脂肪の値を変動させる原因のひとつに、睡眠時に大量に分泌される「成長ホルモン」の作用があげられます。成長ホルモンとは脳にある脳下垂体が作りだすホルモンの1つで、脂肪を分解する働きがあります。そしてこの成長ホルモンは、寝付いてから2時間くらいまでの最も眠りが深いときに大量に分泌されます。

睡眠時間が足りていなかったり、寝てもすぐに目覚めてしまうような浅い眠りだったりすると、成長ホルモンは分泌されにくくなり、結果、成長ホルモンの脂肪分解作用が不十分になってしまい、肥満を引き起こしやすくなってしまうのです。

中性脂肪を正常値に保ちたい場合は、成長ホルモンが十分分泌されるようしっかりと睡眠をとることが大切なのです。

質のよい睡眠は中性脂肪を減らす

睡眠不足や過剰睡眠、眠りの浅い睡眠などの質の悪い睡眠は肥満に繋がってしまいますが、逆に質のよい睡眠は中性脂肪を減らす効果があります。

中性脂肪を減らす質のよい睡眠をとるためには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょう。

中性脂肪を減らす睡眠のポイント

・夕食では炭水化物の摂取を極力控える。

タンパク質と野菜を中心に摂取し、就寝中のインスリン分泌を抑えることで、インスリンの働きである中性脂肪の合成や、中性脂肪の分解を阻害する働きを抑制することができます。

・就寝する時は真っ暗にする。

奈良県立医大の研究において、豆電球を付けて寝る人と、そうでない人は1.9倍ほど中性脂肪の値に開きがあったことがわかりました。これは睡眠中に光を浴びることで生体リズムが乱れたことによるものとされています。

睡眠不足や質の悪い睡眠は、脂肪量だけでなく精神面や肉体面にもさまざまな悪影響を与えます。健康的な生活を送るためにも、しっかりと質のよい睡眠がとれるよう心掛けましょう。

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