EPAには中性脂肪低下作用がある

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

中性脂肪の治療方法

中性脂肪に効果的と話題のEPAですが、その作用とはどのようなものなのでしょうか?ドクター監修のもと、EPAが中性脂肪に効果があると言われる理由とメカニズム、摂取方法について説明します。

EPA

中性脂肪に効果的と言われているEPA。その理由とメカニズムや摂取方法について紹介いたします。

EPAとは?

EPAとは、主に青魚などに含まれる必須脂肪酸のことです。人間の身体で生成することができない成分なので、食事などによって外部から摂取する必要があります。

EPAは、1970年前後に行なわれたイヌイットの方々の健康調査によって発見された物質です。調査のきっかけは、イヌイットの方はアザラシなど脂肪の多いものを摂取しているにもかかわらず、他国に比べて心筋梗塞などの循環器系の罹患率が低いことが注目されたことでした。そこで、イヌイットの方々が主食としているアザラシや鯨などにその理由があるのではないかとされ、調査が始まったのです。その結果、アザラシや鯨にはEPAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれていることがわかり、EPAの健康への影響が知られるようになりました。

EPA(エイコサペンタエン酸)の健康効果

健康にいい影響を与えるEPAですが、具体的にはどのような効果が期待されているのでしょうか?EPAが持つとされている健康効果をまとめました。

中性脂肪を下げる効果

小腸からの吸収を抑制し、中性脂肪が体内に摂り込まれるのを抑える作用があると言われています。また、中性脂肪が肝臓でつくられるのも抑制するとされます。LPL(リポ蛋白リパーゼ)の活動を高め、リポ蛋白から中性脂肪が摂り込まれることを抑制する働きもあるため、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されるのを防ぐ作用もあるそうです。

生活習慣病の予防・改善効果

EPAには血小板凝集抑制効果があるため、血液中に血栓を作らせない作用があります。これにより、循環器系の生活習慣病を予防する働きが期待でるとされます。

その他の健康効果

その他にも、以下のような健康効果が期待されています。

・炎症を抑制する効果

・アレルギー症状を緩和する効果

・感染症を予防する効果

・精神を安定させる効果

EPAの効果的な摂取方法

イヌイットのようにアザラシや鯨を食べるのは難しいですが、EPAは青魚にも多く含まれています。よって、EPAを摂取するには、意識して魚を摂ることが重要となります。一番効率的な摂取方法は、刺身で食べることです。より効果を高めるためには、体内の酸化を防ぐβ-カロテンなど、抗酸化力の高い食材と一緒に摂取しましょう。

EPAを主成分としたサプリメントなども多く販売されているので、魚を摂ることが難しい方は、そのような健康補助食品を活用するのも良いかもしれません。