勃起の仕組み

更新日:2017/07/20 公開日:2014/09/18

勃起不全の原因・症状

男性なら誰しもが経験する「勃起」という生理現象は、脳、神経、血管、陰茎海綿体(ペニス)という4つの器官が機能することによって起こります。勃起が起こるメカニズムについて、ドクター監修のもと解説します。

勃起の種類

「勃起」とは、ペニスが硬くなって起(た)つ生理現象のこと。一般的にペニスは、通常7~8センチくらいの長さですが、勃起をすると10~12センチほどに膨張します。また、勃起したときは、ペニスだけでなく「陰嚢」や「精巣」も上に上がってきます。

勃起には2種類のパターンがあります。1つは心理的な刺激による「中枢性勃起」です。中枢性勃起では、女性の裸体を見たりエロティックな想像をしたりするなど、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、想像 によって大脳が興奮し、その興奮が脊髄の「勃起中枢(中枢神経)」に伝わって勃起が生じます。

もう1つは、物理的な刺激によって勃起する「反射性勃起」です。この場合は、ペニスに触れたり、乗り物などで微妙な振動を受けたりするなど、物理的な刺激を受けることで反射的にペニスの「陰茎海綿体」が血液で満たされ、勃起が生じます。

勃起のメカニズム

性的な刺激によって大脳が興奮すると、その興奮は脊髄を通って勃起中枢に伝わり、さらにペニスの陰茎海綿体の神経に届きます。すると、海綿体の中で「一酸化窒素」が放出されて血管や筋肉に作用し、「サイクリックGMP」という物質が増えます。

このサイクリックGMPが増えると、海綿体の筋肉が緩んで血管が拡がり血液が大量に流れ込むので、スポンジ状の組織である海綿体に血液が充満します。こうして、下方に垂れていたペニスは硬く大きくなって、起ち上がったような状態になるのです。

しかし、海綿体に血液が流入しただけでは勃起を持続することができません。ある程度血液が流入すると、海綿体の静脈が圧迫されて塞がります。これにより、血液の流出が防がれ、勃起を維持できるようになります。

このように、正常な勃起を促すためには、性的な刺激を感じる「脳」、脳で受けた刺激を伝達する「神経」、さらに陰茎海綿体の血流を確保する「血管」、勃起状態を維持する「海綿体(ペニス)」の4つの器官が正常に機能することが必須条件となります。

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