勃起は体内のホルモンバランスによって左右する

更新日:2017/07/20 公開日:2014/09/18

勃起不全の原因・症状

勃起の機能に大きく影響しているのは、男性ホルモンの「テストステロン」です。そこで、テストステロンと勃起の関連性と、テストステロンが減少してホルモンバランス乱れることによって起こる男性の更年期障害についてドクター監修のもと解説します。

勃起に作用するホルモン

体内で作られるホルモンは、微量でも生理的な作用を持ち、体の外側・内側で環境の変化が起きても、常に内臓の機能や体の調子が同じになるよう保つ働きをしています。

ホルモンにはさまざまな種類があり、その数は70種類以上にも及ぶといわれていますが、中でも男性機能に大きく作用しているのが、男性ホルモンの一種である「テストステロン」です。

テストステロンには、体をたくましくする、体毛を生やす、冒険心や競争心を高めるなど、心身を活性化して男らしさを発揮する働きがありますが、もう1つの重要な役割に、「一酸化窒素」の供給があります。

一酸化窒素は、血管を拡張して血流をよくして、血管の健康を守るように働きます。供給されないと血管が老化してしまい、陰茎へ十分な血液が流れ込ます、勃起不全につながる場合があります。

更年期障害はホルモンバランスの乱れ

最近、男性にも「更年期障害」があることが知られるようになりましたが、男性の更年期障害の原因のひとつは、テストステロンの減少によるホルモンバランスの乱れです。

テストステロンの分泌量は20代前半がピークで、年齢を重ねるにつれ徐々に減少していきます。また、中高年は、管理職について責任が重大になったり、子供が独立して孤独感が増したりするなど、仕事や家庭でのストレスが大きくなる時期です。

ストレスがかかると脳下垂体から「ホルモンを出すな」という指令が出るため、テストステロンの分泌量はさらに低下し、更年期障害を悪化させてしまいます。

男性の更年期障害の症状で目立つのは、勃起不全や性欲の減退などの「性機能関連症状」です。また、抑うつ感や落胆、不安、疲労感、集中力の低下などの「精神・心理症状」もあります。その他にも、女性の更年期障害と同じように、発汗やほてり、睡眠障害、関節痛・筋肉痛などの「身体症状」もみられます。

女性の更年期障害は、閉経期を挟んだ数年の間に起こるので、自覚しやすい傾向があります。しかし、男性の場合は時期に個人差があり、進行もゆるやかなため、更年期障害だと気づかずにつらい思いをする人も少なくありません。

勃起不全や体のだるさ、憂うつな気分などが長引いている場合は、1人で悩まずに医師に相談してみましょう。

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