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男性更年期に有効な漢方とは

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/20

男性更年期障害の治療方法

男性更年期障害に有効な治療法1つに「漢方療法」があります。でも、漢方にはあまり馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、漢方がどういうものなのか、男性更年期障害によく処方される漢方薬をご紹介していきます。

漢方薬ってどんなもの?

男性更年期障害の治療は、低下した男性ホルモンを薬で補う「ホルモン補充療法」が基本ですが、「漢方療法」が用いられることもあります。

漢方とは、人間が本来持っている自然治癒力を高め、体を整えることに重点に置いた伝統医学。西洋医学の場合は、検査結果や数値で病名を確定し、病気の原因を排除するために、ピンポイントで治療を行っていきます。

西洋医学で用いられる薬は、「感染症の菌を殺す」「熱や痛みをとる」など、ひとつの症状や病気に対して直接的に作用し、即効性があり、効き目が強いという特徴がありますが、原因を特定できない症状には、対応しきれない面があります。

それに対して漢方薬は、ひとつの薬にさまざまな天然の有効成分が含まれているので、効き目はマイルドですが、複数の症状にアプローチでき、慢性的な病気や全身的な病気の治療などに適しています。

また、一部分の病気の個所だけに注目するのではなく、患者の体質や体全体の状態から、バランスが乱れている状況を見極めて治療を行うので、西洋医学では原因が特定できない病気にも対応できます。このため、更年期障害のような複雑な症状には、漢方療法が大きな効果を発揮することもあるのです。

男性更年期障害に処方される漢方薬

男性更年期障害に用いられる漢方薬には、次のようなものがあります。

八味地黄丸(はじみじおうがん)…男性更年期障害にもっともよく使われる漢方薬です。疲れやすい、体が冷えている、下半身や生殖器の虚弱がある人に用いられます。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)…もともと虚弱体質で元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすい人、過労や病後で虚弱になりつつある人に用いられます。

六味丸(ろくみがん)…疲れやすい、排尿困難、頻尿、むくみ、手足のほてりなどがある人に用いられます。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)…精神不安、動悸、不眠、のぼせ、めまい、イライラなどがある人に用いられます。

桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)…体力がなく、ノイローゼや不安など、クヨクヨ悩む人に処方されやすい。

釣藤散(ちょうとうさん)…中年以降で慢性的な頭痛、めまい、肩こりがあり、高血圧の傾向がある人に用いられます。

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)…頻尿、排尿痛、残尿感などの泌尿器症状が強い人、胃腸が弱く疲れやすい人で、不安感やイライラ感、不眠など神経症状をともなうときに処方されます。

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