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皮膚科で処方されるニキビ薬(5)サリチル酸製剤

更新日:2016/12/09 公開日:2014/11/28

この記事の監修ドクター

相澤皮フ科クリニック院長
相澤浩先生

ニキビ治療に用いられる薬品、サリチル酸の効果について解説しています。

サリチル酸のニキビへの作用と効果

サリチル酸というのは、肌表面の角質層を柔らかくする効果を持った薬品で、サリチル酸ワセリン軟膏としてニキビ治療のために用いられるケースがあります。

大人のニキビは、角質が硬くなって柔軟性を失い、角栓が発生し、毛穴を詰まらせてしまうことで発生します。サリチル酸は角質硬化を防いでくれるので、大人ニキビの発生を抑え、さらにすでに発生している毛穴詰まり(微小面ぽう)を除去することも可能。

さらに、わずかではありますが、アクネ菌に対する殺菌作用を持っているのも特徴。炎症のある赤ニキビに対する効果も期待できるなど、かなり万能性を持った薬品といえるでしょう。

ちなみに、ニキビなどの肌トラブルに対して行われるケミカルピーリングでもサリチル酸が使われることがあり、角質を柔らかく溶かす力に長けていることが分かります。

サリチル酸の副作用について

ニキビの種類を問わず一定の効果をもたらすサリチル酸ですが、手放しで賞賛できる薬品かというと、残念ながら、そうは言えないのが実情です。

サリチル酸は過敏症状を起こす可能性をもっており、ほてり、かゆみ、赤みといった副作用の発生が考えられます。また、皮膚に塗るだけでは問題ないのですが、成分としては催奇性も報告されており、それほど安心して使える薬とは言えません。とくに妊娠中の方、妊娠している可能性のある方は十分な注意が必要です。

ピーリングに使用する際には、角質を溶かす作用が強いことから、肌バリア機能が一時的に大きく低下するリスクが懸念されています。敏感肌の方は、かえって肌を傷める恐れもありますので、慎重さが求められるでしょう。ニキビよりは、むしろ毛孔性苔癬などの皮膚病に対して用いられることが多く、純粋なニキビ治療薬というわけではありません。あくまで補助的な治療法であると認識しておいた方がよいでしょう。

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