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「かっさ痕=痧(シャ・サ)」って何?

更新日:2017.05.11
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

気軽な美容法として注目されるかっさマッサージ。ただ、マッサージ後肌に浮き上がるかっさ痕=痧(シャ・サ)が気になる方は多いようです。このかっさ痕とはどのようなものなのか、ドクター監修の記事で解説します。

かっさマッサージをすると、その部分に赤い砂模様のようなかっさ痕=痧(シャ・サ)が浮かび上がってきます。このかっさ痕はなぜ出てくるのでしょうか。

かっさ痕=痧(シャ・サ)ができるわけ

かっさは「刮痧」と書きます。「刮」はこするという意味があり、「痧」は血液の滞りを指しています。

痧の正体は体内に滞った血流や毒素

中医学では気や血などの生命エネルギーが体内を絶え間なく流れていると考えられ、その通り道を経絡と呼びます。この経絡の滞りによって瘀血(おけつ)が生じると、それが病気の原因にもなります。

かっさマッサージを行うと、この経路の滞りがある部分に赤や紫がかった斑点が現れます。これがかっさ痕、痧(シャ・サ)と呼ばれるものです。

個人差はありますが、このかっさ痕は徐々に薄れ、1週間程で自然に消えていきます。

体表に現れた痧によって体の不調を知る

瘀血がなければかっさ痕は現れません。つまりかっさ痕が出ることで、血液循環が低下している場所がひと目でわかるのです。

かっさ痕の色や場所、大きさのことを痧象(しゃしょう)といい、それによって患部の症状の軽重が判断できます。

一般的に顔はかっさ痕が出ないように行うが、背中は出やすい

かっさ痕は、本人がまったく痛みを感じていないのに、見た目はアザ状でたいへん痛々しいものです。そのため特に顔の場合は、力を加減して慎重にケアをする必要があります。

できれば現れないでほしいかっさ痕ですが、背中や首筋は経絡が滞りやすい場所なので、顔に比べると出やすいと言えます。

かっさ痕=痧(シャ・サ)を出したくない場合は

どうしてもかっさ痕を出したくない場合の対策を紹介します。

プロのセラピストに施術してもらう

かっさの効果をあげつつ、かっさ痕が出ない力加減を知るためには、くりかえしかっさマッサージを実践することが一番の近道です。

また始めてすぐは、体内のあちこちに瘀血がある可能性があって、かっさ痕が出やすいのです。

どうしてもかっさ痕が出ると困る人は、プロのセラピストに施術してもらうと安心でしょう。

痧が残らない画期的なプレートを使う

人体工学と筋肉力学原理に沿って台湾で開発された新しいプレートが、かっさ痕が残らないと注目を集めています。

板から金属の突起が複数本出た形状で、大小の2枚セットです。広い面と細部の施術にそれぞれ使われます。

マッサージの直後は少し赤味が出ますが、すぐに引いて痕が残りづらいのが特徴です。

潤滑剤(クリームやオイル、ジェルなど)を使う

かっさプレートでこすることで肌を傷めないために、潤滑剤は必ず塗るようにしましょう。

改めて購入する必要はないので、普段使っている顔やボディ用のクリームを部位に合わせて使いましょう。

疲れが溜まっているなと感じている人、肌のくすみが気になる人におすすめのかっさマッサージ。かっさ痕が気になって今まで試せなかった人も、かっさ痕の出ない方法なら安心して一歩を踏み出せそうです。

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