肥満には2つのタイプがある
肥満は、脂肪が体のどの部分に蓄積しているかで、「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」に分けることができます。
皮下脂肪型肥満は、皮膚と筋肉の間にある「皮下脂肪」が過剰に蓄積しているタイプの肥満で、女性によく見られます。お尻や太ももなど、下半身の肉づきが良くなることから、「洋なし型肥満」とも呼ばれています。
一方の内臓脂肪型肥満は、腹腔内の腸のまわりつく「内臓脂肪」が過剰に蓄積しているタイプの肥満で、男性によく見られます。お腹まわりの肉づきが良くなることから、「りんご型肥満」とも呼ばれています。
この2つの肥満のうち、生活習慣病につながりやすい危険な肥満といわれるは、内臓脂肪型肥満です。
内臓脂肪型肥満が危険な理由
内臓脂肪の脂肪細胞からは、「アディポサイトカイン(生理活性物質)」という体に作用するホルモンに似た物質がたくさん分泌されています。アディポサイトカインには、体にプラスに働く善玉物質とマイナスに働く悪玉物質がありますが、内臓脂肪が増えすぎてしまうと、悪玉物質の分泌が増えてしまうのです。
悪玉のアディポサイトカインには、次のようなものがあります。
●TNF−α……ブドウ糖の代謝に必要なインスリンの働きを妨げ、血糖値を上昇させる。
●アンジオテンシノーゲン……末梢血管を収縮させるなど、血圧を上昇させる。
●PAI−1……血液を固まらせるので、血栓をつくり、動脈硬化を促進させる。
また、内臓脂肪が増えると、血液中の中性脂肪も増加します。これらのことから、内臓脂肪型肥満になると、糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化を招きやすくなるのです。
内臓脂肪の測定方法は?
最近では、「体脂肪率」が計れる体重計が普及されていますが、体脂肪率は、体内にある全ての脂肪の割合なので、内臓脂肪が多いのか、それとも皮下脂肪が多いのかを判断することができません。正確に、内臓脂肪の量を計測するには、人間ドッグなどで、CTやMRIを利用する必要があります。
しかし、それでは手間がかかり過ぎるので、目安として、腹囲のサイズを測り、男性は85cm以上、女性は90cm以上の場合を内臓脂肪型肥満と判定しています。お腹まわりの脂肪が気になる人は、自分で測ってみると良いでしょう。
腹囲を測るときのポイントは、おへその高さで測定すること。一番くびれたところを測定する「ウエスト」のサイズとは違うので、間違えないようにしましょう。
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