高血圧の症状(7)鼻血

更新日:2017/05/16 公開日:2014/12/26

高血圧の症状

高血圧になると頻繁に鼻血が出る、あるいは鼻血がなかなか止まらないというケースがあります。では、なぜ高血圧が鼻血につながるのでしょうか?ドクター監修のもと、その理由を解説します。また、鼻血の種類と見分け方も紹介しています。

ヘルスケア大学参画ドクター

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高血圧の症状のひとつに鼻血(鼻出血)があります。しかし、鼻血の原因にはさまざまなものがあるため、鼻血が出たからといって必ずしも高血圧が疑われるわけではありません。鼻血が出るメカニズムと共に、どのような時にどのような出血の仕方をするのか、そしてどう対処すればいいのかを解説します。

鼻血の種類

鼻血には、大きく分けて「単純鼻出血」と「動脈性出血」の2つがあります。それぞれの特徴をまとめてみました。

単純鼻出血

鼻出血の8割は、キーゼルバッハという鼻の入り口付近の粘膜を傷つけることにより起こる単純鼻出血です。鼻腔内は粘膜が薄く、毛細血管が集中しているため、鼻を強くかんだり、ほじったりするだけで出血することがあるのです。

動脈性出血

高血圧症、動脈硬化症、白血病、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)など、なんらかの疾患により起こる鼻出血を、動脈性出血と言います。動脈性出血は、鼻からだけでなく歯茎からも出血したり、場合によっては脳出血を起こすこともあります。また、出血が激しく、なかなか止まらないことも特徴のひとつです。

高血圧症による鼻血の特徴

高血圧症による鼻血は、鼻腔の後ろの太い血管の血管壁などが動脈硬化により傷むことが原因で起こります。出血量も多く、口から溢れるほど激しく出血することもあります。あまりに出血がひどい場合は、すぐに病院へ行きましょう。

鼻血の対処法

これまで、単純性鼻出血と動脈性出血の特徴について見てきましたが、それぞれの対処法は以下の通りです。

単純性鼻出血の場合

やや下を向いて、小鼻を強くつまみます。昔から首の後ろをトントンと叩くとよいといわれていますが、実はこれには意味がありません。また、仰向けになるのもNGです。出血が多く、誤って飲み込んでしまうと吐き気をもよおすことがあります。

動脈性出血の場合

単純性鼻出血との区別がつきにくいですが、鼻血の出血量が多かったり、出血が15分以上止まらない場合は、高血圧症などの疾患による動脈性出血の疑いがあります。このような場合は、できるだけ早く、かかりつけ医や耳鼻咽喉科を受診しましょう。