精神病・精神疾患とは?患者数が激増する「心の病」

更新日:2016/12/09 公開日:2015/01/30

精神病・精神疾患の種類・症状・原因

日本では精神疾患を患う患者は300万人以上と言われています。ここ数年で大幅に増加している精神疾患。ドクター監修のもと、この記事では改めて、精神疾患の定義や日本における精神病患者の現状について解説していきます。

悩みを持つ女性

近年、大きく増加している精神疾患については、世界規模での調査が本格的に行われています。精神疾患を患う人たちは、いま日本にどのくらいいるのでしょうか。

精神病・精神疾患とは

精神疾患には多くの種類がありますが、精神医学では精神疾患の定義や診断基準が統一されていないのが現状です。そのため同じ症状でも、精神疾患の分類法によって病名が変わってくるケースがあります。
精神疾患の代表的な分類法は、世界保健機構(WHO)が作成したICD-10という疾患分類になります。
疾患分類の詳細については、精神病・精神疾患の種類(分類)と症状をご覧ください。

激増する精神疾患の患者数

日本では精神疾患を患う患者は、ここ数年で大きく増加しています。厚生労働省のデータによると、精神病患者は平成23年度で約320万人。平成17年度に300万人を超えて以来、依然精神疾患を患う患者が300万人を超えているのが現状です。
精神疾患の内訳はもっとも多いものがうつ病で、次に多いのが、統合失調症、不安障害、認知症と続いており、特にうつ病と認知症が近年著しく増加の一途を辿っているのです。

把握しづらい患者数の全体像

2000年代に入ると世界保健機構が本格的に世界規模の調査を行い、精神疾患の有病率に関するデータが初めて完成しました。
世界精神保健調査では26カ国、計13,000人を対象とし、各国から無作為に選ばれたひとりひとりの住民に対して入念に診断をつけていく、大規模な国際共同研究を行ったのです。この調査は日本では2002年から2003年に行われ、全国の中から計11地域、20歳以上の住民が対象となりました。
調査の結果、過去12ヶ月間に何らかの気分、不安、物質使用障害を経験した人が8.8%、うつ病を経験した人は2.9%だったことがわかりました。

うつ病に関して、専門医に相談している人はどのくらいいるのでしょうか。
・精神科で受診……14%
・心理職に相談……14%
・一般医に相談……9%
・医療機関に相談していない……66%

結果をみると約7割の人が医療機関に相談せずに、うつ病を抱え込んでいることになります。それは、家族や職場に迷惑をかけたくないという思いから、自分で抱え込んでしまい、誰にも相談できていないケースが考えられます。うつ病は、身近にいる人の「気づき」が、回復のためには重要な役割となっているのです。

この病気・症状の初診に向いている科 精神科

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