ヘルペスは市販薬で治すことができる?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/01/30

ヘルペスの基礎知識

ドラッグストアなどで購入できるヘルペスの市販薬について説明します。口唇ヘルペス・性器ヘルペスを問わず使ってもよいのか?初感染・再発のどちらにも効果があるのか?医師の監修のもと、購入前に知っておきたい情報をまとめました。

口唇ヘルペスには医師の処方薬を

ヘルペスの疑いがあるものの、病院へ行く時間がなかったり、医者に見せるのが恥ずかしかったり…。市販薬で治せないかと考える人は多いでしょう。そこで、現在ドラッグストアなどで販売されているヘルペスの市販薬について、使用目的や注意事項などを説明します。

市販薬は再発治療用のみ

ドラッグストアなどで市販薬を購入できるのは、口唇ヘルペスの軟膏のみで、性器ヘルペスの市販薬は販売されていません。さらに、口唇ヘルペスの市販薬も再発治療用のみ。過去に口唇ヘルペスと診断されたことのある人で、同じ症状の場合に限り、再発した時に使える薬です。よって、初めて口唇ヘルペスにかかった人や性器ヘルペスの場合は、病院でしか薬を入手することができません。

口唇ヘルペスの市販薬は、病院でも処方されている抗ウイルス薬のアシクロビルを配合した外用薬。これは第1類医薬品といい、薬剤師がいる薬局でないと購入することができません。過去の診断や現在の症状など、薬剤師がきちんとヒアリングしないと販売できないからです。今まで口唇ヘルペスと診断されたことがない場合は、医師の診察が必要となります。

自己判断で市販薬を使うのは危険!

ヘルペスの症状は、他の疾患や病気と類似している場合があるため、自己判断は危険です。口唇ヘルペスは、口の端が割れる口角炎や肌がかぶれを起こす接触性皮膚炎、性器ヘルペスはカンジダ症や梅毒といった性病などと症状を間違えやすく、特に初めて発症した人は自分で判断することは難しいでしょう。

初感染の人や、再発が不安な場合は、一度専門医の診断を受け、適切な治療を受けましょう。大人になってから初めて口唇ヘルペスを発症した場合、自己判断で再発対策の市販薬を使用すると、かえってウイルスが広がってしまったり、症状が悪化してしまったりというリスクも。また、ヘルペスではない病気をヘルペスと思い込み、間違った治療を勝手に続けるのも危険です。

口唇ヘルペスの市販薬は、病院で処方される性器ヘルペスの薬と成分が似ているということもあり、「病院に行きたくないから」と試しに使ってみる人もいると聞きます。しかし、性器ヘルペスの症状は判断が難しく、他の性感染症の疑いも強いため、必ず病院にかかりましょう。