花粉症による頭痛の原因と正しい対処法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/01/30

花粉症の基礎知識

花粉症になると、ひどい頭痛や倦怠感、頭の重さを感じるなど、鼻づまりや目のかゆみ以外の症状に悩まされる例も少なくありません。ここでは、花粉症が引き起こすつらい頭痛とその原因、対処法について、ドクター監修の記事でご紹介します。

花粉症に伴うつらい頭痛

花粉症による頭痛の原因は?

脳が酸欠状態に

風邪をひいたかな?と感じるような頭の痛みであったり、偏頭痛のようにズキズキと痛んだりと、花粉症が引き起こす頭痛の症状は人によりさまざまです。花粉症による頭痛の原因は、主に鼻粘膜の炎症によるものだと考えられています。花粉によって鼻の粘膜がアレルギーを起こして腫れ上がり、鼻から取り込む酸素量が少なくなることにより、脳に十分な酸素が行き届かなくなります。いわば酸欠のような状態になり、頭の重苦しさや慢性的な頭痛につながります。

睡眠不足や肩こりも原因に

呼吸が苦しくてぐっすり安眠できず、睡眠不足から頭痛を引き起こすことがあります。また、くしゃみや鼻づまりなど終始不快な症状が続くことにより、筋肉の緊張による首や肩のこりが頭痛の原因になる場合もあります。

副鼻腔炎が原因の可能性も

鼻の横、目の下あたりの空洞を「副鼻腔」といい、この副鼻腔が炎症を起こす「副鼻腔炎」を発症すると、鼻やその周辺に痛みを伴うことが考えられます。「急性副鼻腔炎」であれば鼻に痛みが出ますが、「慢性副鼻腔炎」の場合は、副鼻腔自体よりもその周囲の頭や歯などが痛くなる場合があります。

花粉症による頭痛に悩んだときの対処法

花粉症が原因で起こる頭痛は、鼻の通りをよくして酸素をしっかりと取り込むことで軽減される場合があります。ひどい頭痛はストレスにもつながるので、我慢は禁物です。一時的に頭痛薬で症状を緩和させることもできますが、注意しなければいけないのは、通常の頭痛薬と花粉症の薬との併用です。薬の成分が重複する可能性も考えられるため、医師の判断で薬を処方してもらうのが一番安心です。

頭痛がひどいときは病院の受診を

花粉症による頭痛は、鼻の粘膜の炎症が原因のケースがほとんどです。抗アレルギー剤で症状を抑えるなど、花粉症治療をしっかりと行なうことで、頭痛を軽減させることが期待できます。花粉症が原因の頭痛や倦怠感がひどいときは、我慢しすぎず耳鼻科を受診してくださいね。