インフルエンザ検査をするタイミングとは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/05

インフルエンザとは

インフルエンザの検査にもタイミングがあることを知っていますか?タイミングがずれると陽性の結果が出ないこともあり、かといって遅すぎると体調の悪化で外出がとても辛い状態に。インフルエンザ検査のベストタイミングを解説します。

医師

インフルエンザの検査には、受けるべきタイミングがあることを知っていますか?インフルエンザの感染初期で検査を受けるとウイルスが少なく、陽性の反応が出ないことも。病院へ行ったのに二度手間になった…そんな状態を避けるためにも、検査のタイミングについて知っておきましょう。

検査のタイミングが重要な理由

インフルエンザにかかったかどうかの判断は、ほとんどの医療機関が「迅速診断キット」を使って行います。これは、のどや鼻から摂取した粘液を調べ、ウイルスを検出するキットで、だいたい15分以内に結果を出せる優れものです。

ただし結果が素早く出る反面、精度に多少難があり、インフルエンザの感染初期だと陽性反応にならない場合があります。これはウイルスの数量によって結果を出すキットの性質によるもので、ウイルスの数が少ない感染初期は陰性となる可能性があるのです。

ですが、インフルエンザウイルスは驚異的なスピードで増殖します。1つのウイルスに感染すると、8時間後には100個程に増殖し、1日経つ頃には約百万個にまで増殖すると言われています。あまりにもウイルスが増えてから病院にいくと、症状緩和の機会を逃してしまううえ、体調もかなり悪化してしまいます。

検査をするベストなタイミング

では、どのタイミングで検査をすれば良いのでしょうか。

具体的には、インフルエンザ発症後12~24時間以上経過してからが頃合いです。しかし、抗インフルエンザ薬が有効なのはインフルエンザの症状が出てから48時間以内なので、発症後2日以上経ってから検査しても、抗インフルエンザ薬の効果が低下してしまいます。遅すぎても早すぎてもタイミングを逸してしまうことになります。

(1)風邪とインフルエンザの症状の見分け方

発症後12~24時間と言われても…と思う方も多いでしょう。症状も風邪と似ているため、なかなか見分けがつきにくいのですが、高熱が長時間続く、悪寒や全身に関節痛の症状が出ている、周囲の環境でインフルエンザが流行しているといった環境がある場合は、インフルエンザにかかっている可能性が高くなります。このような場合は、48時間以内に検査を受けましょう。

風邪とインフルエンザの症状の違いについて詳しくは「インフルエンザと風邪の違い」もぜひ参考にしてください。

(2)検査をする場合の注意

インフルエンザ流行のピーク時に、治癒したかどうかの確認や症状が出ていないけど心配だから、といった理由で検査を受けることは避けましょう。

なぜなら「迅速診断キット」の精度からみても、ウイルスが感知できるとは限らないことに加え、病院を混乱させてしまう可能性もあります。もちろん症状が重い方は速やかに受診をすべきですが、冷静に判断することを心がけたいところです。

インフルエンザかも…と思ったら、まずは慌てずに症状を見極め、ベストな時間を見計らって行動しましょう。