インフルエンザの潜伏期間中の感染力はどれくらい?

更新日:2017/01/06 公開日:2015/02/03

インフルエンザとは

インフルエンザは症状がまだ出ていない潜伏期間中でも感染します。潜伏期間は2日前後、新型では1~7日と言われます。今回の記事はドクター監修のもと、インフルエンザの潜伏期間中の感染力について詳しく紹介します。

消毒

発熱やのどの痛みなど風邪に似た症状を持つインフルエンザですが、風邪よりも重症化しやすく、幼児や高齢者がかかると、脳症や肺炎を合併する可能性もあります。

流行する冬は普段以上の予防意識が重要ですが、もしもかかってしまったら二次感染を防ぐためにも、人との接触を避けましょう。ここでは、インフルエンザウイルスの潜伏期間と期間中の感染力について紹介します。

インフルエンザの潜伏期間

インフルエンザ感染者がくしゃみや咳などで飛ばした唾を吸い込む、ドアノブやスイッチなど共有物をさわった手で自分の口や鼻を触ってしまう、そういったことがインフルエンザウイルスの感染ルートとなります。

感染から発症までの潜伏期間は2日前後で、場合によっては1週間ほど潜伏します。体内に侵入したウイルスは、気道や肺に付着して20分ほどで細胞内に到達。その後、ウイルスの増殖はかなり速く、侵入した1つのウイルスが8時間後には100個、16時間後には1万個、24時間後には100万個にまで増えていきます。このウイルス増殖の速さがインフルエンザの流行を生むといわれ、近隣にあっという間に感染が拡大し、1ヶ月ほどで収束します。

その感染力と症状

感染力は発熱してから3日目にピークを迎えますが、実は潜伏期間中から感染の危険があります。残念ながら潜伏期間中の自覚症状はほとんどなく、インフルエンザに気づいて人との接触を避けることが難しいのが現状です。

発熱前には、くしゃみが多くなったり、鼻水が出る、のどに違和感があるといった症状が現れるので、周りでインフルエンザが流行しているような場合には感染を疑った方がいいでしょう。急な発熱や全身の倦怠感、頭痛にはに注意してください。

潜伏期間の感染力は、発症後ほど高くはありません。感染力のピーク前に、インフルエンザだと判断することができれば、病院で抗インフルエンザ薬を処方してもらい感染を最小限に抑えることが出ます。

また、感染しても、多くは軽症のうちに回復しますが、一部の方は合併症なども心配されます。特に高齢者や乳幼児、妊婦、呼吸器・心臓・免疫機能に疾患がある方、糖尿病治療中の方、透析中の方などは感染の疑いがある時はすぐにかかりつけのドクターに相談しましょう。