止まらない水下痢の原因・症状と正しい対処法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/05

下痢の症状・原因・対処法

便を見ると健康状態がわかります。チェックしたいポイントは色、形状、ニオイです。なかでも水っぽい下痢が長く続いている場合は、要注意。ドクター監修のもと、水下痢が止まらない原因とその対処法について解説します。

便の状態を見ると、そのときの健康状態がわかります。ここでは水のような下痢「水下痢」になる原因と止まらない場合の正しい対処法を紹介します。

水下痢になる原因

理想的な便の水分量は70~80%で、適度な粘度をもっています。下痢の症状である軟便になると、その水分量は80〜90%となり、90%を越えた便は形をとどめず、下痢の中で最も水分量が多い水下痢と呼ばれます。

下痢は腸の運動が過剰になることで消化物が早く通過してしまい、腸内で水分を十分に吸収できなくなってしまいます。その水分が便と混ざり合うことで、便がゆるくなり下痢の症状が起こります。

水下痢になる原因として考えられるのは、ウイルスや細菌、食中毒や食あたりなどによる急性の胃腸炎です。体内での防御機能が働き、異物と判断したものを早く外に出そうとするため、一般的な下痢よりも水っぽくなる場合があります。この場合は、下痢だけでなくひどい腹痛や吐き気などを伴うことが多いことも特徴で、ウイルス性のものは、ノロウイルスやロタウイルスなどが挙げられます。

そして、もうひとつの原因は、ストレスなどによる過敏性腸症候群によるものです。普段から腸がデリケートな方が、大きな緊張や不安を感じることで腸の動きが異常に活性化し、水下痢を引き起こすケースが考えられます。

水下痢が止まらないときの対処法

どちらの場合でも、水下痢は本来吸収すべき水分を排出しているため、脱水症状に気を付けなければなりません。しかし、たくさん水分が出たからといって一気に冷たい水を飲むことはやめましょう。吸収の良いぬるめの白湯や番茶、常温のスポーツドリンクなどを少しずつこまめに補給することが大切です。

またウイルスや細菌、食中毒による急性の胃腸炎の場合は病院で受診するのが好ましいです。そして、身体の防御反応として、侵入したウイルスや細菌をスピーディーに外に出そうとして下痢になっているため、市販の下痢止め薬などで止めることはやめたほうがいいでしょう。症状によっては、医師の診断のもとで整腸剤や下痢止め薬が処方される場合もありますが、ひどい症状が治まったらあまり薬に頼らないようにしましょう。

反対に下痢止め薬を飲んでいいのは、お腹を冷やしたり、食べ過ぎや飲み過ぎ、過敏性腸症候群の場合です。

腸内環境が気になる方は「あなたの腸内整っていますか?腸内環境セルフチェック」で確認してみてください。

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