どうすればいい?ストレスによる下痢・腹痛の正しい予防法・対処法

更新日:2017/01/11 公開日:2015/03/05

下痢の症状・原因・対処法

試験前や人前でスピーチをする前などにお腹が痛くなり、トイレに駆け込んだ経験はありませんか?こういう症状にはどう対処したらいいのでしょう。ドクター監修のもと、ストレスによって引き起こされる下痢の仕組みや対処法を教えます。

試験前やスピーチ前などに、急な腹痛が起こりトイレに駆け込んだことのある人は少なくありません。これは、緊張や不安などストレスが原因の下痢の可能性が高いと言えます。

ストレスが原因の過敏性腸症候群

下痢には「急性下痢」と「慢性下痢」の2種類がありますが、ストレスによる下痢は症状を繰り返す「慢性下痢」に分類されます。その多くは「過敏性腸症候群」と言われ、ストレスの多い現代を象徴する症状の一つです。

症状が3週間ほど続いたり、月に3回以上の腹痛や下痢が3ケ月以上続く場合は、「過敏性腸症候群」の可能性が高く、特に20~30代に多いと言われています。慢性的な下痢に悩んでクリニックを訪れる方の約半分が過敏性腸症候群によるものと言われ、検査をしてもどこも異常がないことが大きな特徴です。

ストレスから下痢を発症するのは腸の異常というより、精神的な影響が大きいと考えられます。胃や腸をはじめとする内臓は、自律神経が深く関係しています。不安や緊張など強いストレスがかかることで自立神経に乱れが生じ、腸の動きが突然活性化したり、腸管が痙攣して腸内の水分調整がうまく行かず、下痢や便秘の症状が現れます。

過敏性腸症候群の対処法

まじめで神経質な人がなりやすいといわれている過敏性腸症候群。一番の原因であるストレスをかけないようにすることが解決策ですが、そう簡単に性格や体質を変えられるものではありません。根本的な解決を急ぐよりも“上手に付き合う”という気持ちで臨むことが大切です。

また、すぐにできる対策としては、生活のリズムを見直すことです。早寝早起きや食事の時間を規則正しく、朝食後は便意がなくても必ずトイレに行く時間を作るなど、毎日決まった流れを習慣付けることで排便のリズムが整ってきます。さらに適度な運動や趣味に没頭する時間を確保することも、ストレス解消に役立ちます。

そして、ストレスとの付き合い方は心療内科など、プロのアドバイスに身を委ねるのもひとつの方法です。現代社会におけるストレスは、どうしても避けて通れないものです。上手にコントロールできる方法を試みてください。

最後に、過敏性腸症候群の方で「下痢止め」を使っている方も多いのではないでしょうか。これは対症療法のひとつですが、根本的な解決策とは言えません。無理のない範囲で日常の生活から少しずつ改善をしていきましょう。

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