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下痢の時にヨーグルトは危険?効果的?

更新日:2018/06/19 公開日:2015/03/05

下痢の症状・原因・対処法

お腹を整えるといわれるヨーグルトですが、「食べたら下痢になった」という声も聞かれます。下痢の時にヨーグルトを食べてもいいのでしょうか。ドクター監修のもと、下痢の時にヨーグルトを食べるベストなタイミングを紹介します。

ビフィズス菌や乳酸菌をはじめとする善玉菌を含んでいるヨーグルトは、お腹の調子を整える食べ物としてよく知られています。しかし、その一方で「ヨーグルトを食べたら下痢になった」という声もあります。下痢の時は、ヨーグルトを食べていいのでしょうか?

急性下痢と慢性下痢

腸は「ぜん動運動」をしながら栄養や水分を吸収し、残った不要分を便として排出します。通常摂取された水分の99%は吸収されますが、腸の動きが活発になると便が速く通過してしまい、吸収されなかった水分によって便がゆるくなり下痢の症状を引き起こします。

下痢は「急性下痢」と「慢性下痢」に大きく分けられます。

急性下痢は、暴飲暴食や冷えなどによって腹痛を伴って起こる症状です。誰もが経験する一般的な下痢の他には、食中毒やウイルスによって起こる下痢も急性下痢に含まれます。

一方の慢性下痢は、症状が2~3週間以上続きます。その多くはストレスなどが原因の「過敏性腸症候群」によるもので、慢性下痢に悩まされている多くはこのタイプと言われています。通勤電車に乗ると下痢になってしまう、大事な商談中にお腹が痛くなってしまう、などで困っている方は、過敏性腸症候群によるものと考えていいでしょう。

急性下痢や慢性下痢について詳しくは『冷えやストレス、病気が原因のことも?下痢・軟便の種類と原因とは』をご覧ください。

このように下痢は、症状や原因によって急性下痢と慢性下痢があり、対処法も異なります。そして、お腹の調子を整えると言われるヨーグルトも、下痢の症状によって食べた方がいい場合と、避けた方がいい場合があります

ヨーグルトを食べるといいタイミング

突然襲ってくる「急性下痢」の場合は激しい症状が多いため、半日~1日くらい絶食して活発に動いている腸をしっかり休ませなければいけません。この期間に摂るといいのは、脱水症状を防ぐための水分です。湯冷ましやほうじ茶、常温のミネラルウォーターやスポーツドリンクを飲むだけですから、固形物のヨーグルトは適していません

しかし、急性下痢でもおかゆやうどんなど胃腸への負担が少ない食べ物を開始する回復期に入った場合は、ヨーグルトが有効になります。これはヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌に整腸作用が期待できるためです。腸内の環境を整えるため、免疫力のアップにもつながります。

一方の「慢性下痢」は、日頃から腸内の環境を整えておくことが予防となります。そのため慢性下痢にとってヨーグルトは、とても効果的な食べ物と言えるでしょう。ただし、ヨーグルトは冷たい食べ物です。「ヨーグルトを食べると下痢になりやすい」という方は、ヨーグルトによって体を冷やしてしまうことが原因として考えられます。こういった状況を避けるためにも、一口ごとにゆっくり口の中で溶かすように食べてください。また、乳糖不耐症がある方は無理に食べる必要はありません。

また、低カロリーのヨーグルトは含まれている甘味料にも注意が必要です。甘味料でよく使われているキシリトールなどは消化しにくく、腸がデリケートな方には下痢を招くリスクが高いのです。さらに、「お腹の調子にオススメ」と言われるヨーグルトでも体質によって合わない方もいらっしゃいます。合わない食べ物はたとえヨーグルトでも無理は禁物。トラブルを誘引しないためにも避けましょう。

下痢のときの食事については『下痢・軟便時に適した食事・食べ物と食べてはいけないもの』も併せてご覧ください。

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