スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

病気のサイン?空腹時の胃痛の原因と注意すべき症状

更新日:2018/06/20 公開日:2015/03/03

胃痛の原因と症状、対処法

空腹時に胃痛を感じるのは、ある病気特有の症状です。このような症状が感じられたら、医療機関で治療を受けることをおすすめします。ドクター監修の記事で、空腹時に胃痛が起こる可能性のある病気と、その仕組みについて解説します。

空腹時の胃痛に苦しむ女性

寝起きやお腹が空いた時など、空腹時に限って胃痛を感じる場合、それはある病気の可能性が考えられます。適切な治療が必要な可能性もあるため、不安を感じたらそのまま放置しておかないようにしましょう。

空腹時のみに胃痛が起こる症状には要注意

胃の痛みを感じるといっても、必ずしも胃が原因であるとは限りません。ほとんどの方は「みぞおち」と呼ばれる、おへその上のくぼんだあたりの痛みを訴えます。ここが痛む時には、胃や十二指腸、肝臓、すい臓のほか、肺や心臓の異常が考えられるのです。

胃痛の原因となる病気について詳しくは、『胃痛の症状から考えられる原因とは?』をご覧ください。

しかし、食事によって痛みが変化する場合には、消化器系に問題があると考えてよいでしょう。胃炎や胃潰瘍であれば、食後に痛みが生じるケースが一般的ですが、空腹時に痛みが強まるのは十二指腸潰瘍の特徴です。食べ物を口にすると痛みが治まります。

十二指腸潰瘍とは、十二指腸の薄い粘膜がただれてしまう病気です。えぐられたような穴が開き、出血することもあります。このような場合には、激しい痛みに襲われます。すぐに手術を必要とする危険な状態の可能性もあるため注意が必要です。

空腹時にみぞおちが圧迫されるように痛んだり、やけるような痛みを感じたりするほか、胸やけや胃の不快感、食欲の減退などもともないます。吐血や下血といった出血症状がみられる場合には、潰瘍が進行していると考えてください。

吐血した場合の対処法については、『血を吐いた(吐血・喀血した)ときの応急手当』をご覧ください。

十二指腸潰瘍が起こる原因

空腹時に痛みが生じる理由は、胃の中に消化するものがないことで、胃液が潰瘍部分を刺激しているためです。食事をとることで胃液が薄まり、痛みが治まります。

胃液の主な成分は、塩酸とペプシンという酵素。正常な状態であれば、塩酸やペプシンの攻撃は、十二指腸の粘液や粘膜のバリアで防ぐことができますが、何らかの原因によってこの防御体制が崩れてしまうことがあるのです。これが、潰瘍ができてしまう仕組みです。

潰瘍ができる原因として、過労やストレス、飲酒、喫煙、刺激の強い食べ物などがあげられますが、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染も見逃せません。十二指腸潰瘍の患者の約95%は、この細菌に感染しているといわれているのです。

十二指腸潰瘍はもちろん、急性胃炎や胃潰瘍も、薬で治療ができる病気ですから、空腹時の胃痛を感じたら、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

潰瘍のできる原因や治療について詳しくは、『胃潰瘍とは?症状や原因、薬による治療や食事のポイント』をご覧ください。

この病気・症状の初診に向いている科 消化器科

今すぐ読みたい

関連記事