低すぎるのは不妊の原因に!女性の理想的な体脂肪率

更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/04

体脂肪率の基礎知識

「痩せたい」「体脂肪率を減らしてスリムな体になりたい」そう願ってダイエットに励む女性は多くいますが、過度なダイエットには危険がつきまといます。ドクターの監修の記事で、理想的な体脂肪率や、減らし方について説明しています。

女性の体脂肪率

体脂肪率に妊娠率が関係する?

体脂肪率と妊娠率、一見関係のなさそうですが、実は体脂肪率が異常値になると、妊娠率は大幅に落ちてしまいます。理想的な体脂肪率とされる20~25%程度だと問題はありませんが、30%を超えると妊娠率が低下傾向に、さらに40%を超えると、妊娠は困難を極めると言われています。

また、極端に低いのも妊娠しにくい体になってしまいます。15%を下回ると、妊娠率が下がり、10%を下回るとかなり困難になってしまいます。

体脂肪率が低いと、なぜ妊娠しにくい?

毎月、月経がやってくるということは、いつ妊娠してもOKだという、体からのサイン。妊娠した時に、その栄養を確保し続けるために体に脂肪をため込むというのが、女性の体質であり、正常な姿です。母体が多少栄養補給をしなくなってもお腹の中の赤ちゃんに栄養を回せるように、また胎児を守るために、お腹周りをはじめ、脂肪をため込めるようになっているのです。

しかし、体脂肪が少なすぎると「まだ赤ちゃんを産む準備ができていない」と脳が判断してしまう場合があります。体脂肪率が低下して無月経になってしまうのも、実はそれが原因。「妊娠する準備ができていません!」という指令が下ることで、子宮が妊娠を回避しようと働く、という仕組みになっているのです。妊娠したいのであれば、体脂肪率を標準値へ導くことも大切です。

体脂肪率が低い人が、妊活のためにできること

体脂肪率が低い人にとっては、体の脂肪分を増やすのは大変なことです。まずは、和食を中心に、健康的な食事をたっぷりとり、睡眠時間や休息時間を確保しましょう。ただ脂肪をつけていくより、良質の筋肉をつけながら、理想的な体重の増加をめざすことが大切ですので、適度な運動も効果的です。

体脂肪が増えるということは、腹部の温度環境も安定し、子宮や卵巣をストレスから守ることのできる「母体」の準備ができます。体脂肪率をあげて健康的な体を作ることは、妊娠力の高いからだづくりにつながるのです。