不妊の原因に!?モデル並みの体脂肪率を目指すリスク

更新日:2016/12/09

体脂肪率の基礎知識

すらりとした手足に、くびれたウエスト。モデル並みの体型には誰もが憧れを抱きます。しかし、実は体脂肪率10%前後のやせ型は、不妊や無月経などの危険が潜んでいます。ドクターの監修のもと、日本の痩せ型女性の問題点を解説します。

痩せすぎるのは危険!不妊のリスクも

痩せすぎは無月経・無排卵や不妊のリスクも?

モデルのようなスラリとした体。どんな洋服も着こなせる、憧れの体型ですが、痩せすぎは女性にとって危険な場合もあります実は痩せすぎると、ホルモンバランスが悪くなり、無排卵・無月経になりやすいというリスクがあります。また、体脂肪率が低すぎると、不妊になってしまうとも言われています。

月経が起きる際には、女性ホルモン(エストロゲン)などのホルモンが脂肪組織で代謝されます。また、脂肪組織で生成されるレプチンという物質は食欲と関係するホルモンで、近年では性機能にも関与することがわかってきました。

つまり体脂肪が少なすぎる状態は、月経困難・食欲のコントロールがうまくできないなどの悪影響をおよぼす可能性があります。

逆に肥満の女性は、体脂肪が多いためにホルモン分泌が過剰になり、ホルモンバランスが崩れてしまう場合も。体脂肪が多すぎるのも問題です。

生理が止まってしまったら、不妊や無月経の危険

痩せすぎて、体脂肪率が低くなると、脳に危険信号が届きます。体脂肪があまりにも少なすぎることで、「生命を維持するのがやっと」という極限の飢餓状態と判断されてしまうのです。そうなると、生命維持以外の指令が、後回しになってしまいます。

痩せすぎによって生理不順になったり生理が止まってしまうなどの月経異常が起こるのは、このためです。さらに生理が止まってしまうということは、歳を取って閉経した後と同じ体内状態になるということ。やつれたり疲れやすくなるのは、体がどんどん老化していることも関係しています。そのため、無月経をきっかけに、肌が乾燥したり、髪の毛が抜け落ちたりすることも可能性として考えられます。

「脂肪を落として痩せて、モデル体型を目指そう!」というダイエットも、ここまできてしまうと逆効果。健康的な体づくりにも注力し、大切な未来に備えましょう。

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