どのくらい痛い?尿管結石の痛みの特徴・強さ
更新日:2017/01/13 公開日:2015/03/31
尿管・尿路結石の原因と症状
尿管結石は、3大激痛といわれるほどの激しい痛みに突然襲われる病気です。なぜこのような激痛が生じるのでしょうか?ドクター監修の記事で、尿管結石の痛みが起こる仕組みと、その痛みの特徴についてお伝えします。
尿管結石の痛みは、「七転八倒の苦しみ」と表されてきました。諸説ありますが、数ある病気のなかでも3大激痛のひとつとしてあげられるのが尿管結石なのです。これほどの痛みを生じる理由は、どこにあるのでしょうか?
ここでは、尿管結石の痛みが起こる仕組みや特徴についてお伝えします。
尿管結石はなぜ痛い?
結石は、腎臓内でつくられます。このときは動かずにただ存在しているだけなので、痛みはあまり感じません。腎臓の中にある限り、結石が動いたとしても血尿がでることはありますが、それ以外では気づかないケースがほとんどです。
結石が原因で激しい痛みが引き起こされるのは、結石が腎臓内から尿管へ移動したとき。尿の流れにのって腎盂(じんう)から尿管へと動いていくのですが、この尿管が結石より細い場合が多いのです。すると、結石が尿管に詰まってしまいます。
結石が尿管にはまり込んでしまうと、尿が正常に流れなくなる状態になります。そして、尿が逆流していき、尿が溜まった腎臓は膨らみます。これにより腎臓に圧力が加わって、激しい痛みが生じるという仕組みです。腎臓の位置は背中側ですから、背中から脇腹にかけて突然の激痛が走るのです。
尿管結石の痛みには特徴がある
このようにして耐えられないような痛みが、背中や腰、脇腹、下腹部にまで広がっていきます。腰のあたりが痛むといっても、よくある腰痛のような痛みとは全然違います。安静にしても治まることはなく、苦しさのあまり同じ姿勢を保てないケースがほとんどです。これが、「七転八倒の苦しみ」といわれる理由です。
この痛みはだいたい2~3時間程度続きます。その後は、数分おきに痛みが強まっていくなど、強弱のある痛みが特徴と言えるでしょう。また、夜間や早朝に突然激痛に襲われることがほとんどで、救急車を呼ぶ方も多くいます。
冷や汗や吐き気、嘔吐をともなう場合もあるため、胃腸の病気と間違えられるケースがあるので注意してください。男性の場合は精巣のあたり、女性では外陰部に痛みが生じることもあります。膀胱が刺激され、残尿感や頻尿があるのも尿管結石の特徴です。腎盂腎炎を併発し、38度以上の発熱が起こる場合もあります。
このような痛みを感じたらすぐに病院へ行きましょう。まずは鎮痛剤などで痛みをやわらげてから、結石を取り去る治療が行われます。
この病気・症状の初診に向いている科 泌尿器科
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