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医師に聞く!口角炎とヘルペスの違いと見分け方

更新日:2017/08/21 公開日:2015/03/02

この記事の監修ドクター

中島皮フ科 院長
中島知賀子先生

口角炎とヘルペスは症状が似ていることから、よく間違われる疾患です。どちらもウイルス感染からひき起こされる疾患ですが、そのできる場所や原因には違いがあります。間違った治療を行わないためにも、その特徴の違いや見分け方を覚えておきましょう。

口角炎とヘルペスの違い

一見同じ疾患に思えてしまいますが、発症原因と症状をみてみると違いがはっきりわかります。実際に確認してみましょう。

(1)口角炎の原因と症状

口角炎とは、その名の通り、口の両端である口角に炎症が起こる皮膚疾患のことを言います。発症すると、亀裂や腫れ、出血をともなうため、口を開けること自体が苦痛になってきます。

出血後はかさぶたになり、白い点のような粒が現われる場合もあります。口角炎のかさぶたははがれやすく、完治が長引く傾向があります。かさぶたになったら、なるべく大きな口を開けないようにし、舌で舐めないよう注意しましょう。

なぜ口角炎が起きるのでしょうか。口角炎は、皮膚にあるカンジタ性の真菌類からの感染が原因なので、カンジタ性口唇炎とも呼ばれています。その主な誘発原因として考えられるのは、体内のビタミンB2・B6の欠乏、ストレス、疲労による免疫力の低下だといわれています。

(2)ヘルペスの原因と症状

ヘルペスは、唇に水ぶくれができた状態を指します。発症初期には患部がチクチクするなど、何かしらの違和感があることが多く、その後かゆみや腫れが出てきます。ときには、熱やだるさを伴う場合も少なくありません。

腫れがはじまると、その上に水ぶくれができ、これが破れるとかさぶたになっていきます。水ぶくれ状態のときは、感染ウイルスの量が増大しているため、決して触れたりしないように注意しましょう。

ヘルペスになる原因は、ヘルペスウイルスの感染と考えられています。感染経路は、ヘルペスを発症している人と接触したり、患者が触ったものに触れること。感染後はストレスや疲労などによって抵抗力が弱っているときに発症します。

(3)口角炎とヘルペスの見分け方

上記の各症状からみても、口角炎とヘルペスはよく似ています。ですが、治療方法が異なってくるため、この2つの疾患の正しい見分け方を知ることはとても大切です。実際にどう見分ければいいのかみてみましょう。

口角炎は炎症による亀裂が症状としてあるため、ヘルペスの特徴である小さな水ぶくれの集合体はみられません。ですから、口の端の炎症部をよく確かめて、水ぶくれがなければ口角炎、あればヘルペスだと見分けましょう。

それでもわからない場合は、必ずクリニックで受診することをおすすめします。

口角炎とヘルペスの予防

口角炎とヘルペスは日頃の生活習慣で予防できるのを知っていますか?再発するものだと諦めずに、デイリーケアの一貫として予防する努力をしていきましょう。

(1)口角炎の予防

口角炎の主な原因は、ビタミンB2とB6の欠乏、そしてストレスと疲労です。規則正しい生活を送り、バランスのよい食事を取ることが大きな予防になります。ビタミンB2とB6が豊富に含まれている食材は、納豆や卵、うなぎやレバーなので、意識して摂取するのもいいでしょう。

(2)ヘルペスの予防

ヘルペスも口角炎同様、予防には規則正しい生活がとても重要です。ヘルペスは体調を壊したり、疲労やストレスによって発症することが多いからです。免疫力を維持して、栄養バランスのとれた食事を取り、疲れには適度な息抜きなどをして過ごすことが大切です。

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