口内炎に塩やハチミツ、梅干しを塗ると早く治る?

更新日:2017/05/24 公開日:2015/03/02

口内炎の治し方・治療方法

塩やハチミツ、梅干しなど、口内炎に効くと言われる食材を使った治し方について、医師の視点で解説するページです。これらが口内炎にもたらす作用とその効果、また具体的な使い方などを紹介しています。

ヘルスケア大学参画ドクター

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口内炎の痛みがつらい時、「家にあるものを薬の代用にできないか?」と、考えたことある人もいるのではないでしょうか?そこで、よく耳にする塩やハチミツ、梅干しの治療効果について、ドクターにお聞きしました。

塩やハチミツに期待するのは殺菌作用

口内炎の市販薬やうがい薬などが手元にない場合、自宅にあるもので治療を試みる、いわゆる民間療法がいくつか存在します。使われるのは、塩やハチミツ、梅干しといった殺菌作用のある食材です。

塩は昔から歯磨剤として用いられ、塩入りの歯磨き粉などが販売されています。ハチミツにも強い殺菌力があると言われており、火傷などの消毒や虫歯の応急処置に利用されてきました。そして梅干しについても、おにぎりやお弁当の腐敗を防ぐために入れるなど、古くから抗菌作用が知られています。

確かに、口内炎を早く治すには口の中の細菌の繁殖を抑えることが大切なので、殺菌作用のある食材は効果があるように思えます。しかし、これらの食材が持つ殺菌力を引き出すには、ある程度の濃度や条件が必要です。口内炎の市販薬や殺菌効果の高いうがい薬に比べれば、ほどほどの効果だと言えるでしょう。

うがい、患部に塗布するなど、使用方法はいろいろ

塩や梅干し、ハチミツを使った治療は、いずれも口の中や患部を殺菌して症状を和らげるだけの対症療法であり、口内炎の根本的な解消にはつながりません。ここでは、一般的に行われている治療方法について紹介しますが、上記でも述べた通り、効果は明確ではなく個人差があります。

塩水でうがいを行い、口内を殺菌する方法です。コップ1杯のぬるま湯に、塩をスプーン1杯(5~10g程度)入れて溶かし、その塩水を口に含んでゆすぎます。また、患部に塩を直接塗り込むという荒療治を行う人もいるようですが、激しい痛みを伴います。

ハチミツ

清潔な脱脂綿や綿棒で口内炎の患部をきれいに拭き、そこにハチミツを塗り付ける方法。この方法は、サウジアラビアの研究者が行った医学実験で、一定の効果があったと研究報告されています。

梅干し

市販薬のパッチ薬の代わりに、梅干しを使う方法。梅干しの皮の部分に少し果肉のついたものを用意し、口内炎の患部にかぶせて殺菌します。

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