免疫力を高める食べ物・食材と効果的な摂取方法

更新日:2016/12/09

病気に罹患するリスクを低下させるには、免疫力を高めることが重要です。ドクター監修のもと、免疫システムを強化するのに役立つ栄養素をピックアップしてご紹介します。ぜひ、今後の献立作りに役立ててください。

免疫力を高めるために役立つ栄養素と、それらの栄養素を含む食材について解説します。

免疫力を高める栄養素とは?

体の健康を守る「免疫」は、免疫細胞がバランスよく働くことで機能しています。この免疫細胞に働きかけ、免疫力の向上をサポートをする栄養素には、以下のようなものがあります。

β-グルカン

免疫細胞の中でも、特に重要となるのがNK(ナチュラルキラー)細胞です。NK細胞は、常に体内をパトロールしてまわり、ウイルス感染細胞やがん細胞を見つけ次第攻撃します。β-グルカンには、このNK細胞や、がん細胞などの特徴を捉えて他の細胞に伝達する抗原提示細胞の1つである、樹状細胞を活性化する性質があります。

なめこ、椎茸、しめじ、きくらげ、まいたけ、えのきだけなどのキノコ類に多く含まれます。

フコイダン

海藻表面のネバネバ成分のことで、もずく、昆布、ワカメ、メカブなどに多く含まれています。フコイダンにも、NK細胞を活性化する作用があります。

アリルシステインスルホキシド

上記の2つと同様、NK細胞を活性化する成分で、ニンニクに多く含まれます。

ジンゲロール

免疫細胞の数を増加させ、外敵、ウイルス感染細胞、がん細胞などへの攻撃力を全般的に高める性質があります。ショウガに多く含まれています。

免疫力を補助する栄養素も知っておこう

次に、免疫力の維持、サポートに繋がる栄養素について解説します。免疫システムの機能低下を防ぐことも、大切なアプローチのひとつです。

ビタミンB6

水溶性ビタミンの一種で、ピリドキサミン、ピリドキサール、ピリドキシンの総称です。タンパク質の合成を助けるほか、免疫システムの正常な働きを保つ性質を持っています。多く含まれる食品には、ジャガイモ、ごま、大豆、そば粉、秋刀魚、鮭などがあります。

β-カロテン

体内で必要に応じてビタミンAに変換され、粘膜、皮膚といった免疫バリアの健康状態を保ちます。多く含まれる食品には、ワカメ、人参、にら、ひじき、唐辛子などがあります。

アスタキサンチン

ストレスによるNK細胞活性の低下を抑制します。ストレスは免疫低下の元凶ですが、アスタキサンチンを摂取することでストレスの悪影響を低減できるので、免疫力を高めることに繋がります。魚介類の中でも、特に鯛、鮭、エビ、イクラなどに多く含まれています。

クルクミン

高い抗酸化作用を持った成分です。免疫細胞のダメージを防ぎ、免疫力が低下しないよう働きかけます。ターメリック(ウコン)に多く含まれています。

乳酸菌

腸内環境を正常化するのに役立つ成分です。体内の免疫細胞のうち60%ほどは腸管内に存在しているので、腸の環境を整えることは免疫力の向上に繋がります。乳酸菌が豊富な食品には、ヨーグルトや乳酸菌発酵した漬け物類などがあります。

健康な体を維持するためにも、毎日の食事に積極的に摂りいれましょう。

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