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お尻が痛い!痛みをともなうお尻の出来物の種類

更新日:2017/03/22 公開日:2015/03/31

お尻は自分の目で確認するのが難しいため、異常があっても気づきにくいものです。ただ、種類によっては痛みがひどかったり、場所によっては座ると痛いと感じるものもあります。痛みをともなうお尻の出来物について、詳しくお伝えします。

痛みをともなうお尻の出来物(1):ニキビ

お尻は、摩擦による刺激を受けることが多く、また、汗や皮脂が溜まりやすいことから、ニキビができやすい部位です。お尻にニキビができると、座るたびに違和感を覚えたり、痛むことがあります。

特に痛みを感じやすいのが、「赤ニキビ」です。赤ニキビとは、毛穴に皮脂や汚れがつまった「白ニキビ」や、毛穴の入り口が酸化する「黒ニキビ」といった初期のニキビを放置することで、悪化してしまったものです。毛穴や毛穴の周辺が炎症を起こして赤く腫れ、強い痛みやかゆみを引き起こします。治療しないとさらに炎症が広がり、化膿して膿がたまる「黄ニキビ」に発展したり、ニキビ跡が残ってしまうことがあります。

お尻は、下着による摩擦や椅子による圧迫を避けられない部位なので、顔などの他の部位に比べて、一度ニキビができると治りにくいといわれています。また、人の目にはつかない場所だからとケアしないで放置しておくと、大きくなって、炎症を起こしていなくとも痛みを感じることがあります。

お尻にニキビができてしまったら

座るときなどに気になるお尻のニキビですが、万が一できてしまったら絶対につぶさないこと。できれば早めに皮膚科の専門医に相談し、医師のアドバイスのもとで適切な治療を受けましょう。難しい場合には極力刺激を与えないようにして清潔に保ちます。

詳しくは『お尻ニキビの治療方法と予防方法』をご覧ください。

痛みをともなうお尻の出来物(2):粉瘤(ふんりゅう)

痛みをともなうお尻の出来物として、ニキビに似たものに「粉瘤(ふんりゅう/アテローム)」があります。良性の腫瘍の1つで、皮膚の深いところで袋状になり、袋の中に垢や皮脂が溜まることでボコッと膨らみます。

小さいうちは痛くもかゆくもありませんが、粉瘤の中央部にできることがある黒い点状の開口部(ヘソと呼ばれます)から細菌が侵入すると炎症を起こし、赤く腫れ上がって痛くなります。

特にお尻の場合は圧迫されることも多く、できた場所によっては「痛くて座れない」という事態にもなりかねません。また、化膿がひどくなると、ヘソから膿などが出てきて衣服に付き、嫌な思いをすることもあります。放置すると大きくなる場合があり、炎症や感染を起こすと腫れて痛みが出ます。自然には治らず、何度も同じ場所にできるのが特徴です。

粉瘤(ふんりゅう)は根治手術が必要

万が一、炎症が自然に治まったとしても、粉瘤の袋が内部に残っている限り、何度でも再発する可能性があります。粉瘤は自力で治すことは困難なため、できるだけひどくなる前に、医療機関にて手術による根治療法を受けるのがおすすめです。まだ小さい段階で根治手術を受ければ、傷も小さく、術後の痛みも少なくてすみます。詳しくは『粉瘤の手術方法と術後の痛みは?ダウンタイムはあるの?』をご覧ください。

痛みをともなうお尻の出来物(3):痔ろう

肛門の周辺が痛くて膿が出る場合は、痔の一種である「痔ろう」の可能性があります。痔ろうとは、もともと腸にある肛門腺に便が入って膿がたまる症状で、悪化すると腸と肛門をつなぐ道ができてしまいます。治療しないで放置すると、治ったと思ってもくり返し膿が出ます。さらに、発熱したり、肛門に痛みを感じることもあります。治療には一般的に内服薬が処方されますが、症状がひどい場合は手術を行います。

痛みが強かったり座るのもツラい場合は、出来物が悪化している可能性が高いので、早めに皮膚科や肛門科を受診し、原因と症状に合った治療を施してもらいましょう。

痔ろうの手術は3種類

軽度のイボ痔や切れ痔と違い、痔ろうを治すためには、手術が必要になります。痔ろうの手術は「痔瘻根治手術」と呼ばれていますが、多くの術式を含んでいるため、ここでは代表的な手術方法を紹介します。

痔ろうのろう管の部分(トンネル)を完全に切開開放する手術方法です。背中側にある浅くて単純な痔ろうに行われることが多いと言えます。

痔ろうの部分を切開することなく、くり抜いて閉じ合わせる手術方法です。背中側以外の痔ろうで行われることが多いです。

膿が通るトンネルに輪ゴムを通して圧迫し、時間をかけてトンネルを一部切開する手術方法です。複雑な痔ろうの場合にで行われ、傷も痛みも小さく、筋肉の障害が少ないというメリットがあります。

  • 開放術式
  • くりぬき法(括約筋温存術式)
  • シートン法

痔ろうの症状や原因、治療の詳細については、『痔ろうの主な原因や症状と治療法について』をご覧ください。

出来物のほかに、お尻が痛くなる症状は?

肛門の周辺にしこりのようなものができて違和感があったり、痛みや出血が見られるときは、痔かもしれません。痔の種類には先述の「痔ろう」のほか、痛み、イボの突出、肛門の外側が腫れるなどの症状が起こる「イボ痔(痔核)」や、排便時に肛門が切れるような痛みを感じる「切れ痔(裂肛)」などがあります。

詳しくは、『放置はNG!自分でできる痔の応急処置法とは』をご覧ください。

お尻のかぶれ

お尻がヒリヒリしたり、痛がゆいときは、「汗をかくことによる刺激」や「下着など、肌に触れるものによる刺激」が考えられます。かゆいからといって掻いたりこすったりすると、逆に悪化することもあります。詳しい症状や対処法は、『お尻のかぶれ・かゆみの原因と対処法』をご覧ください。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

坐骨神経痛は、中高年に多い症状です。腰から足にかけて伸びる「坐骨神経」が圧迫・刺激されることで現れる、痛みやしびれなどの症状を言います。多くは腰痛から始まり、お尻や太ももの後ろ側、すね、足先などに痛みやしびれが現れます。詳しい症状や治療法は、『坐骨神経痛の原因と症状、治療法まとめ』をご覧ください。

お尻が痛い場合の出来物のまとめ

お尻の痛みは座るたびに違和感を覚えるものです。症状が悪化すると、痛くて座れなくなることも。異常を感じたら恥ずかしがらずになるべく早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

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