なぜ身長が伸びるの?子供の成長のしくみ

更新日:2016/12/15 公開日:2015/03/31

子供の身長の悩み

人は、大人に向かって成長するにつれ、身長が伸びて体重が増えていきます。ドクター監修のもと、身長が伸びるメカニズムを解説します。身長を伸ばすためのアプローチは体の仕組みを知ることから始めましょう。

子供の体は、乳幼児~小学生、中学生、高校生の3段階に分けて徐々に成長していきます。なかでも、身長は乳幼児期と小学校高学年~中学生で迎える思春期に、もっとも伸び幅が大きくなります。身長が伸びる体の仕組みについて解説します。

身長は、足の骨や背骨が伸びることで高くなる

身長は、骨が成長して長くなることで伸びます。骨には、となりの骨と連結している部分に「骨端線(こつたんせん)」という軟骨があり、これが成長することで身長が伸びていくのです。

子供のころの骨端線は柔らかく、伸びやすくなっています。しかし、その伸びも10~13歳をピークに徐々に小さくなっていき、ある時期に達すると固まって伸びなくなります。大人になると身長がほとんど伸びない理由には、このような体のメカニズムがあるのです。

新生児のころの身長は、だいたい50cmほど。4歳になるころには、新生児の約2倍までに成長し、その後は緩やかに伸びていきます。そして、小学校高学年(男子の場合は中学生)の思春期を迎えるころになると、身長はまた急速に伸び始めます。この時期の伸び幅は、男子は1年で10cm、女子は5~7cmほどといわれています。

思春期の生活によって身長の伸びが変わる

骨端線が成長するには、骨に必要な栄養素のほか、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンという3つのホルモンが必要です。成長ホルモンは、脳下垂体から分泌され、骨の成長を進める「成長因子」をつくります。これが骨に働きかけることで、骨を成長させるのです。甲状腺ホルモンは骨に働きかけて成長を促し、性ホルモンは骨の成長にスパートをかけて成熟を促します。

3つのホルモンのなかでも特に重要なのが、成長ホルモンです。この分泌量を増やすことで、子供の身長をより伸ばすことができると考えられています。成長ホルモンは、深い睡眠をとっているときに大量に分泌されます。睡眠が浅いと分泌されにくくなるので、成長を促すには質のよい睡眠をとることが大切です。特に、寝初めの3時間にぐっすり眠ることが肝心とされています。

睡眠のほかにも、適度な運動と、骨をつくるタンパク質・カルシウムなどの栄養素を食事からしっかりとることも大切です。骨の成長を促すためにも、規則正しくバランスのとれた生活を送れるようサポートしてあげましょう。

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