若年性認知症患者のための施設とは

更新日:2016/12/09

若年性認知症

若年性認知症が進行してくると、家族だけで介護を続けるのが困難になってくるので、介護施設などのサービスを利用するのが良いでしょう。そこで今回は、介護保険で利用できる介護サービスについてご紹介していきます。

田中伸明先生

この記事の監修ドクター

ベスリクリニック 院長
田中伸明先生

施設内スペース

介護保険を利用しよう

若年性認知症が進行してくると、家族だけで介護をし続けるのは困難になってきます。そこで役立つのが「介護保険」を利用すること。これは、介護にかかるサービスを受けるために必要な費用を、40歳以上の国民が支払う保険料と税金でまかなう制度です。

介護保険を利用できるのは、一般的には65歳以上からですが、認知症の場合は一部の原因疾患を除いて、40歳以上からでも利用できます。そして、この介護保険を利用すれば、都道府県の指定を受けている介護サービスを利用した際に、かかった費用の1割のみが自己負担になります。

介護保険を利用するためには、市町村に申請する必要があるので、申請の方法などがよくわからない場合は、地域の「包括支援センター」などに相談すると良いでしょう。

介護保険で利用できる介護サービス

介護保険で利用できるサービスには、さまざまなものがありますが、若年性認知症の人に適したものには、次のようなものがあります。

【自宅で受けるサービス】
●ホームヘルプサービス(訪問介護)
ホームヘルパーが家庭を訪問し、入浴や食事、排泄の介助や、家事をするのが困難な家族に変わって、調理や洗濯、掃除などの日常的な家事の援助を行います。

●訪問看護
主治医の指示のもとで、看護師などが家庭を訪問し、療養上の世話や診療の補助などを行います。

【施設に通って日帰りで受けるサービス】
●デイサービス(通所介護)
日中に施設に通い、食事や入浴、排泄などの介助を受けながら、機能訓練などを受けます。

●デイケア(通所リハビリテーション)
日中に施設に通い、理学療法士や作業療法士の指導のもと、歩行訓練や食事、入浴、排泄などの日常生活に必要な動作訓練を受けます。

【施設に短期入所して受けるサービス】
●ショートステイ(短期入所生活介護)
介護施設や医療施設に短期間(30日まで)入所し、日常生活の介助や、心身の機能を維持・回復させるための訓練を受けます。

【その他】
車いすや介助用ベッドなどの「福祉用具のレンタル」や、自宅に手すりをつけたり、段差を解消したりするなど「住宅改修費の支給」なども利用できます。

この病気・症状の初診に向いている科 脳神経外科

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