健康な体をサポートする消化酵素(リパーゼ・アミラーゼ・プロテアーゼ)

更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/31

酵素の基礎知識

体内でエネルギーを得るために重要な働きをする消化酵素(リパーゼ・アミラーゼ・プロテアーゼ)について、ドクター監修のもとでご紹介します。

ヘルスケア大学参画ドクター先生

この記事の監修ドクター


ヘルスケア大学参画ドクター先生

口から摂り入れた食べ物を、体内に吸収しやすい大きさにまで分解していくのが酵素の役目です。分解する栄養素によって分けられる3種類の消化酵素「脂肪分解酵素(リパーゼ)」「炭水化物分解酵素(アミラーゼ)」「タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)」についてご紹介します。

(1)脂肪分解酵素「リパーゼ」

主に胃液や膵液に多く含まれ、脂肪を「脂肪酸」と「グリセリン」に分解する酵素です。“脂肪の燃焼”と深く関係する酵素で、通常の体温より1~2度高まることで活性化するといわれています。リパーゼによって分解された脂肪酸はエネルギーとして利用されますが、使い切れなかった脂肪酸は体内に蓄積されます。

リパーゼを多く含む食材

大根、セロリ、トマト、カリフラワー、カボチャ、グレープフルーツ、イチゴ、いちじくなど

(2)炭水化物分解酵素「アミラーゼ」

主に唾液や膵液に多く含まれ、ごはんやパンなどの炭水化物をブドウ糖やマルトース、オリゴ糖などに分解します。消化の仕方は、α-アミラーゼやβ-アミラーゼなどといったアミラーゼの種類によって異なります。血清アミラーゼ値や尿アミラーゼ値など、アミラーゼの数値を調べることで、健康状態を把握することもできます。

アミラーゼを多く含む食材

キャベツ、ナス、ショウガ、じゃがいも、パプリカ、バナナ、パイナップル、キウイ、梨など

(3)タンパク質分解酵素「プロテアーゼ」

タンパク質を分解する酵素です。ペプシン(胃に存在する消化酵素)やトリプシン(膵臓から分泌される消化酵素)、キモトリプシン(膵液中に含まれる消化酵素)などは、プロテアーゼのカテゴリに含まれます。胸焼けや胃もたれを防ぐといわれており、胃腸を健康に整える効果が期待されています。また、化粧品などの成分や、洗剤の酵素としても活用されています。プロテアーゼは、味噌・醤油を作る時の麹菌や、植物などに多く含まれています。

プロテアーゼを多く含む食材

麹、納豆菌、パパイヤ、パイナップル、イチジク、キウイなど