耳鳴りに効くツボってあるの?

更新日:2017/07/26 公開日:2015/04/30

耳鳴りを治療・改善するには

ツボを刺激してリラックスすることで、耳鳴りの症状が改善されやすくなります。ドクター監修のもと、耳鳴りに効果的とされるツボの場所と、効果的な押し方、押すときに心がけたいことについて解説します。

耳鳴りが気になるときは、ツボを刺激してみるのもいいかもしれません。耳鳴りへの効果が期待できるツボと、効果的な押し方をご紹介します。

耳鳴りへの効果が期待できるツボ

耳鳴りの緩和が期待できるツボには、主に以下のものがあります。

聴宮(ちょうきゅう)・耳門(じもん)・聴会(ちょうえ)

耳の穴の前側にある小さなやわらかい突起の少し前で、口を開けたときにくぼみができるところを「聴宮」と言います。この聴宮の少し上が「耳門」、少し下が「聴会」です。いずれも、耳鳴りや難聴に効果的とされるツボです。

翳風(えいふう)

耳たぶの裏にある大きなくぼみの部分です。耳鳴り、難聴、めまいなどに効果的とされています。

風池(ふうち)

耳の後ろにある出っ張った骨と、うなじの中央にあるくぼみのちょうど中間辺りにあります。耳鳴りやめまい、頭痛などに効果的とされています。

中渚(ちゅうしょ)

手の甲の薬指と小指の関節の間で、やや手首寄りのくぼみにあります。強く押すと少し痛みます。耳鳴りや喉の炎症に効果的とされています。

ツボを押すときのコツ

ツボは、痛いくらい強く押したらからといって効果が上がるわけではありません。ツボを押すときは、指の腹で「気持ちいい」と感じる程度の強さで押しましょう。また、耳鳴りはストレスによって症状が悪化することもあるので、「正しい位置を押さなくてはいけない」と、あまり神経質になり過ぎず、リラックスしながら行うのもポイントです。

ツボってどういうもの?

私たちの体には、この他にもたくさんのツボがありますが、そもそもツボとは一体どういうものなのでしょうか?

東洋医学では、人の体は、「気・血・水」という3つの要素で構成されていると考えます。「気」は生命エネルギー、「血(けつ)」は血液を含む栄養分、「水(すい)」はリンパ液や消化液、涙、汗などを含めた血液以外の水分のことです。これら3つの要素は、全身をめぐって互いに協調しながら働いており、どれか1つでも不足したり滞ると、他の要素にも影響を及ぼして体の調子が悪くなると考えられています。

気・血・水が流れる通路のことを「経路」と言いますが、これは身体中に網目のように張り巡らされています。この経路が合流したり、分岐したりする要所の上にあるのが、ツボ(経穴)です。経路を通る気・血・水に乱れが生じたり、内臓に不調があると、それに関連するツボにしこりや痛みなどが現われます。ツボを刺激することで、気・血・水の流れが整い、全身が活性化して症状が治まるというわけです。

治療と併せて、ぜひツボ押しを試してみてください。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。

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