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顔の赤みのレーザー治療

更新日:2017.12.06
公開日:2015.04.30
ドクター画像
この記事の監修者
いなばクリニック 院長 稲葉岳也

顔の赤みの原因のひとつに、毛細血管拡張症があります。毛細血管拡張症による赤みを治すには、レーザー治療やフォトフェイシャルが効果的です。ここでは、毛細血管拡張症の治療法について、ドクター監修のもと解説します。

顔が赤くなることを赤ら顔といいますが、この原因として多いのが毛細血管拡張症という症状です。そして、この毛細血管拡張症の赤みを消すためには、美容皮膚科で、

  • レーザー治療
  • フォトフェイシャル

を受けるのが効果的だといわれています。それぞれの治療法がどのようなものなのか見てみましょう。

レーザー治療とは

レーザー治療とは、ある特定の波長の光を特殊な装置で発生させ、患部に照射する治療法です。たとえば、シミに対してはメラニン色素に作用する波長の光シワには真皮層の上部に届く波長の光を照射することで、コラーゲン線維の生成を促す…というように、目的に特化した波長の光を、強い出力で照射するので、それだけ強い効果があります。

照射する光の波長によって、さまざまな種類のレーザーがありますが、一般的に毛細血管拡張症の治療では、ダイレーザーが使われることが多いようです。

ダイレーザーとは

ダイレーザーとは、血液中のヘモグロビンに吸収されるレーザーで、周囲組織へのダメージを最小限に抑えながら、毛細血管を凝固、収縮させることができます。さらに、冷却装置を追加することによって、周囲組織へのダメージをさらに抑えることができるので、より強い出力での照射ができ、より効率的に治療することができます。

レーザーを照射すると、その瞬間は、ゴムでパチンと弾かれるような痛みを感じます。また、術後3日間ほどは、赤みや熱感、ヒリヒリした感じがあったり、場合によっては、内出血が生じたりすることもあります。ただし、内出血をしても、1~2週間ほどで、自然に吸収されるので心配ありません。症状の程度によっても変わってきますが、治療は、1~2か月に1回のペースで、数回行うのが一般的です。

フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルは、レーザー治療とは違って、IPL(INTENSE PULSED LIGHT)という広域な波長の光を、顔全体に当てる治療法です。赤みに対しては、レーザー治療と同じように、ヘモグロビンの赤色に反応して、毛細血管を収縮させますが、波長が広いので、シミに反応する光や、コラーゲンの造成を促す光など、複数の肌トラブルに対応する光を同時に照射することができます。

フォトフェイシャルは、レーザー治療に比べると効果はマイルドです。また、光を照射したときの痛みも弱く、ゴムでパチパチと弾かれる程度の痛みしか感じません。また術後に、赤みやヒリヒリした感じがしても、翌日には治まることが多いようです。

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