子供が食事を食べない!子供が食事を楽しむための5つの工夫

更新日:2017/02/15

子供の食事

子供に少しでも多く食べてもらいたければ、食事を楽しめる工夫をすることが大切です。子供が食べない場合に効果的な5つの工夫、また、成長期にしっかりと食べることが大切な理由について、ドクター監修の記事で詳しくご紹介します。

「子供があまり食べないけど大丈夫かしら……」という悩みやイライラを抱えている母親は、意外と多くいるものです。栄養バランスを考えて食事を作っても、食べてくれなければ意味がありません。そこで必要となるのが、食べない子供でも食事を楽しめる工夫です。

成長期にはたくさんのエネルギーと栄養素が必要

まずは、成長期の子供にとって「食べる」ことがいかに大切であるかを理解しておきましょう。

成長期といわれる小学生から高校生くらいの時期には、人生のなかでもっとも多くの栄養を必要とするといっても過言ではありません。成長期の体が要する栄養素やエネルギーを十分に摂取しないと、栄養欠乏を起こしやすくなるのです。栄養が不足した状態では、発育に影響があるのはもちろん、感染症に対する抵抗力も下がってしまいます。

成長期は、正しい食習慣を身につける大切な時期でもあります。小学生から中学生の頃には、その人の食習慣が完成するともいわれているほどです。

しかし、現代の子供は食生活が乱れがちであることが問題視されています。食べる時間がなかったり、夜型の生活が影響したりして朝食を食べない子供が増えているのが特に問題となっているのです。

成長期の子供が健康的な生活を送るためには、1日3食をしっかり食べなければなりません。将来的に生活習慣病を防ぐためにも、子供のうちからきちんとした食事をする習慣をつけてあげましょう。

食事を楽しむための5つの工夫

食べない子供にしっかりと栄養をとらせるためには、次にあげる5つのポイントを意識して食事の時間そのものを楽しめるようにしましょう。

1.空腹感や食欲を感じられる環境を整える

夜ふかしや不規則な生活をしていると、食事の時間に食欲がわかないことがあります。早寝早起きのできる環境を整えて、毎日決まった時間に食事ができるようにしましょう。お腹をすかせるために、適度な運動も欠かせません。空腹を食事で満たす心地よさを感じることが大切です。

2.会話を楽しめる食卓にする

大人でも、一人で食べるより大勢で楽しく食べたほうが食は進みます。子供も同じです。どんなに忙しくても、できるだけ子供と一緒に食事をするように努めましょう。家族全員で食卓を囲むのが理想です。安心して食事を楽しめる環境が子供には必要であることを忘れずに。食事をたくさん食べないことを叱ったり、成績の話を持ち出したりすると、子供の食欲がなくなっても仕方がないというケースもあります。家族で食卓を囲む際は、気分が明るくなるような雰囲気づくりを心がけましょう。

3.一緒に料理を楽しむ

自分で作ったものを食べる喜びを体験させましょう。かといって、子供にすべてを調理させる必要はありません。一緒に食材を選んだり、野菜を洗ったりといった簡単なことから初めてみてはいかがでしょうか。調理によって素材が変化する過程を見ることで、食への関心が高まります。

4.調理法を工夫する

子供の嗅覚(きゅうかく)は、大人より敏感です。そのため、においが原因で食べられないことがあります。ピーマンやキュウリといった青臭い野菜やにおいの強い魚を苦手とする子供が多いのは、このためです。においが気にならなくなるような調理法や食欲を感じる味付けを心がけるとよいでしょう。特に、カレー粉はおすすめです。

5.食材や健康についての理解を深める

食べない子供には、食材や健康に興味をもたせる必要もあります。低学年なら、食べ物や人間の体についてとり上げている絵本を一緒に読んでみてください。高学年以上であれば、積極的に食事や健康の大切さについて話し合いましょう。テレビの話題をきっかけにすると話しやすいかもしれません。

成長期の子供には、十分な栄養をとるためにしっかり食べてほしいものです。しかし、子供にとって食事とは、心の安定を保つために家族とコミュニケーションをとる大切な時間であることも覚えておきましょう。

「おやつ」は子供にとって食事の一部

「3時のおやつ」という言葉のとおり、おやつを子供に与える時間は、昼食と夕食の間とする家庭が多いのではないでしょうか。

おやつは、子供の空腹を満たすだけではなく、おやつを食べながら会話を楽しんだり、休息をとったりすることで、気分転換やコミュニケーションを深めるといった役割を果たしています。さらに、子供にとってのおやつの時間は「補食」としての役割も大きく持っているのです。

ですから、お菓子だけなどの子供が欲しがるものだけをおやつとして与えることや、おやつの与えすぎには注意が必要です。(運動量や体格にもよりますが)子供のおやつの目安量は、2歳までの子供で150kcal程度、3歳以降の子供でおよそ200kcal程度とされています。

おやつには、食事で不足しがちな栄養素を含んだ食品をとり入れましょう。おやつとしてとり入れるのであれば、乳製品や豆類、果物がおすすめです。

親心としては、必要な栄養素が補えるようにおやつの栄養バランスも完璧にしたいところではないでしょうか。けれども、子供にも食べたいものがあるかと思います。あまり神経質にならないように、お菓子やジュースなどと組み合わせながら、子供がおやつの時間を楽しめるような工夫を心がけてあげましょう。