和食?洋食?理想的な成長期の食事メニューとは

更新日:2016/12/09

子供の食事

成長期の食事メニューを考えるとき、どのような点に気をつける必要があるのかドクター監修の記事で詳しく解説します。和食と洋食を比較しながら、成長期の子供に「もっとも理想的な食事メニュー」をつくるポイントをお伝えします。

主婦

成長期の食事メニューは、和食と洋食のどちらが理想なのでしょうか?ここでは、栄養素に着目しながら和食と洋食それぞれの特徴を比較していきます。そして、成長期の子供に食べさせたい「もっとも理想的な食事メニュー」の考え方もご紹介します。

成長期の食事メニューを考えるときのポイント

子供の好きなメニューの定番といったら、カレー・ハンバーグ・スパゲッティなど。しかし、このような洋食はどうしても脂質とタンパク質が多くなりがちで、しかも食物繊維が少ないという特徴があります。

それでは、和食はどうでしょうか? 栄養バランスがよいといわれる和食ですが、おかずが少なく米がメインとなっているようなメニューでは十分な栄養はとれません。

成長期の子供には、からだの土台となるタンパク質やカルシウム、亜鉛などのミネラルを中心に、炭水化物や脂質、ビタミン、食物繊維など多くの栄養素が必要です。

このような栄養素を幅広く摂取するためには、やはり和食がよいとされています。ただし、ポイントは「食材の豊富さ」です。

もっとも理想的な食事メニュー

東北大大学院農学研究科の都築毅准教授が日本肥満学会で発表した研究結果によると、1975(昭和50)年ごろの和食がもっとも肥満率や内臓脂肪率が低く、子供にとっても栄養バランスにすぐれているということがわかりました。

この研究では、1960(昭和35)年・1975(昭和50)年・1990(平成2)年・2005(平成17)年それぞれの平均的な食事メニューを比較しています。1975年の食事メニューの特徴は、日本の伝統的な和食に少し洋食が加わっていること。1990年以降になると食の欧米化の影響が大きくなってくるので、カロリーが高く、肉類や油脂類の摂取過多が気になります。

1975年の食事メニューがもっとも理想的と言えるのは、たくさんの食材を使っているからでしょう。特に、魚介類・海藻類・豆類・果実類が豊富でした。これなら、成長期に必要なタンパク質をしっかりとれますし、食物繊維やミネラル、ビタミンなども十分に摂取できます。タンパク質や脂質を肉ではなく、魚介類からとる傾向があったというのも特徴的です。

このように、成長期の子供には多くの栄養素を摂取できる食事メニューをおすすめします。丼ものやスパゲッティなどの単品メニューではなく、一汁三菜の和食スタイルが理想です。米を主食とし、野菜たっぷりのみそ汁や煮物などを用意します。そして、メインのおかずには肉だけでなく魚も日替わりでとり入れましょう。和食を基本にして、子供の好きな洋食を少し加えるという「もっとも理想的な食事メニュー」をぜひ参考にしてください。