その疲れ病気かも?疲労感と倦怠感を伴う病気

更新日:2016/12/09

疲労・疲れの基礎知識

疲労によってだるさや倦怠感を感じますが、休養しても回復しない疲労感はありませんか?それは重大な病気の前触れかもしれません。ドクター監修の元、疲労感・倦怠感を伴う病気の見極め方を説明します。

疲れた女性

重大な病気の前触れとして、だるさや倦怠感が生じることがあります。疲労感・倦怠感を伴う病気の見極め方を詳しくお伝えします。

だるさや倦怠感の原因となる急性疾患

疲労によってだるさや倦怠感を感じることはありますが、休養しても回復しないだるさや倦怠感は重大な病気の症状の一つかもしれません。

代表的な急性疾患は、風邪やインフルエンザ、急性肝炎などです。風邪の場合は、ウイルスが侵入すると体からウイルスを排除するために免疫機能が活性化になります。このため、だるさや倦怠感、発熱などの症状が起こります。

他にも、顔にむくみがある場合は腎臓や心臓疾患、顔色が悪くめまいがする場合は貧血や更年期障害、低血圧症のおそれがあります。更年期障害の場合は、閉経の前後に女性ホルモンのバランスの変化により、だるさや疲れ、不眠などの症状が出ます。

さらに大きな病気の前触れとして、うつ病や心身症などの精神疾患や、慢性肝炎や肝硬変などの肝臓の疾患、胃がん、大腸がん、糖尿病、結核、慢性腎盂腎炎などの症状としてだるさや倦怠感が現れることもあります。疲労からなりやすいと言われるうつ病は、特別な疾患はないにも関わらず、だるさが続き、気力が低下したり、落ち込むことがあります。

だるさや倦怠感を感じた場合、まず休養を取ることが大切ですが、なかなか回復しない場合は他の病気の可能性はないかと疑うことも必要です。

内科の病気の前触れとして現れる疲労感

内科の病気の症状が現れる前に、疲労感が現れることもあります。時間が経つとそれぞれの病気が持つ特徴的な症状が現れますが、それまでの病気がまだ分かっていない間に疲労感は現れます。

精神的なストレスの蓄積や過労、睡眠不足、心配事などが原因で、軽いうつ病の症状として疲労感を感じることがあります。また、自律神経障害の症状として疲労感が生じることもあります。

また、立ち仕事やパソコン業務の長時間労働などにより肉体的な疲労感を感じることもあります。同じ姿勢で長時間いることで一部の筋肉しか使われず、特定の筋肉のこりを生じやすいからです。筋肉のこりは肩や首、頭部にかけて生じることが多いため、頭痛やめまい、目の奥が痛むなどの症状が現れることがあります。

他にも、睡眠時無呼吸症候群や慢性疲労症候群、潜在的ビタミンB1欠乏症、糖尿病などの病気の前触れとして現れる疲労感もあります。回復しないだるさや倦怠感がある場合は、重大な病気が潜んでいることもあるので、病院で診てもらう必要があります。また、定期的に人間ドッグなどの健康診断を受けることも大切です。