疲れがとれない原因と解消法

更新日:2016/12/09

疲労・疲れの基礎知識

疲労は、仕事や家事、育児などさまざまな環境で生じることがあります。ドクター監修の元、疲れがとれない、体がだるい、体が重いといった漠然とした不調の原因を「精神的な疲労感」と「肉体的な疲労感」に分けて解説し、それらの解消法についても説明します。

悩む女性

休養をとっても疲れがとれないことはありませんか?疲れがとれない原因と解消法についてお伝えします。

疲れがとれない原因

身体の異常を教えてくれるサインである疲労ですが、休養をとっても疲れがとれないことがあります。このような場合、別の病気が潜んでいることも考えられます。

1つは内科の病気の前触れです。時間が経つとそれぞれの病気の症状が現れますが、それまでの間に疲労感が生じることがあります。

疲れがとれない原因として、「精神的な疲労感」と「肉体的な疲労感」が挙げられます。「精神的な疲労感」は、うつ病や神経症などの精神的な病気の症状として現れることがあります。精神的なストレスや睡眠不足、過労などが重なった結果、うつ病や自律神経障害になり、疲労感を生じます。

一方、パソコン業務や立ち仕事、長時間労動などからくる疲れは「肉体的な疲労感」です。筋肉のこりと緊張が原因で疲労感が生じます。スポーツをした後の疲労感は筋肉のこりを解消しやすく、脳に作用して爽快感を生じるのに対し、仕事後の疲労感は倦怠感として不快に感じられます。これは仕事の疲労感の場合、同じ姿勢で長時間いることが多く、全身の筋肉を使わないために特定の筋肉のこりが生じてくるからです。また、仕事では精神的な疲労感も伴っているため、疲れが蓄積しがちです。

疲れの解消法

仕事やスポーツ、家事・育児などさまざまな環境で疲労を生じますが、対処法を見つければ疲れを解消することもできます。

精神的な疲労は、社会的ストレスや環境的ストレス、心理的ストレスから生じることが多いため、すぐに解消することは困難です。もし、うつ病や神経症などの精神的な病気にまで発展している可能性がある場合は、専門の医師による治療を受け、抗うつ薬や抗不安薬、自律神経調整薬、睡眠薬などの薬を服用するという手段があります。

肉体的な疲労については、筋肉のこりと緊張が原因のため、睡眠前にストレッチ体操をして体をほぐすと効果的です。寝れば治ると思われがちですが、睡眠中は身体を動かすことが少ないため、こりの疲れがとれるとは限りません。これを防ぐために寝る前のストレッチをすることで、翌朝身体が楽になります。

疲労の種類に関わらず大切なのは、毎日の生活の中に自分に合った疲れの対処法を取り入れることです。十分な睡眠やバランスの良い食事、軽い運動、寝る前に深呼吸を行なうなど、生活習慣を改善することが疲れの解決へと繋がります。また、栄養補給としてビタミン剤や栄養ドリンク剤などの薬を飲むことも効果的です。疲れが2週間以上続いたり、発熱などの症状が現れた場合は、他の病気の前触れである可能性があります。したがってこのような症状が現れた時は、病院で診察を受けることがおすすめです。