美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

コラーゲン配合美容液の肌への効果と正しい選び方

更新日:2017.12.06
公開日:2015.09.16
ドクター画像
この記事の監修者
四谷三丁目皮膚科 院長 山田美奈

美容液には化粧水だけでは補えない、高い保湿効果やアンチエイジング効果が期待できます。最近店頭などでよく見かけるコラーゲン配合の美容液には、実際にどのような効果があるのか、詳しく解説していきます。

美容液と化粧水を併用して使っている方も多いのではないでしょうか。美容液の種類もさまざまですが、とくに店頭などで見かけることが多いのがコラーゲン配合の美容液。コラーゲン配合の美容液についての正しい知識を知り、目的に合った肌ケアをしていきましょう。

肌ケアのために美容液を使用する役割・目的とは?

美容液には、化粧水だけでは補えない肌の悩みなど、特別なケアをする役割があります。高い保湿力や、美白、アンチエイジングなど、それぞれの目的に沿ってピンポイントのケアをすることが可能です。

店頭に並んでいる一般的な美容液は、“保湿美容液”と呼ばれるものであり、美白用、シワ・たるみ用、ニキビ用、シミ用などさまざまな種類があります。

コラーゲン配合美容液の効果と購入する際の選び方

コラーゲン配合の美容液は、主に保湿美容液とシワ・たるみ用美容液に配合されることが多いのが特徴です。また、シワ・たるみ用の美容液では配合することで相乗効果が期待できるとされているEGF、FGF、プラセンタなどのアンチエイジングに有効な成分が含まれているものも多くあります。

皮膚に物質が浸透するには、脂溶性で、かつ分子量が500ダルトン(分子の量を表す単位)以下であることが必要です。ただし、コラーゲン自体の分子量は大きいため、角質層まで浸透することはほぼありません。500ダルトン以下の低分子コラーゲンの場合は、角質層まで浸透する可能性もありますが、外部から侵入した成分は皮膚の免疫機能によってはじかれてしまう可能性もあります。このようにシワ・たるみ用美容液に配合されるコラーゲンの効果は、肌の表面にしか機能しないため、疑わしい部分があるのも事実です。

ただ、コラーゲンは角質層に吸収されなくても、外部からの刺激をやわらげたり、肌表面を保湿したりする効果はあります。なので、保湿美容液に配合されるものであれば、肌表面のうるおいを保つ効果が期待できるのです。

最近では、いくつかの製品に脱水したコラーゲン球体が含まれています。コラーゲン球体は、肌の表面で他の成分と結びつき、肌をなめらかにするはたらきを持つともいわれているため、保湿目的で使用するならコラーゲン配合美容液はおすすめです。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座